Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【引き戸】=日本が世界に誇る「バリアフリー」建具。もう、ドアは玄関一カ所だけでいいかもしれない、その理由。

// 引き戸は日本で生まれた建具。海外の伝統家屋ではほとんど見かけません。ドアの開閉には一定の力と面積が必要になりますが、指1本でも開けることができるのは引き戸ならでは。設置にも少しの幅があればOK。デッドスペースがありません。車椅子の人でも開…

【願いを叶える】=手書きのメモだけで100の願いを実現する方法(2022年版)。

家族みんなでハワイ旅行、年収50万円アップ…といった願いから、読まない本を10冊捨てる、観葉植物を2鉢増やす、使わない食器を2セット処分する、といった身近なことまで、私たちの頭の中は、いつも気になることでいっぱい。それらをいったん文字にして可視…

【思考と言葉】=思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

// 思考があって言葉があって、行動になる。確かに、うなづけます。以前も「性格は『顔』ではなく短い『言葉』に――」で自分と照合してみましたが、なるほどと思うところが多々ありました。自分は心理学者でも宗教の指導者でもありませんので、自分なりの統計…

【断熱と省エネ】=外断熱、内(充填)断熱、それぞれの長短。家にも「燃費」があることについても。

// 断熱というと、日本ではまだ馴染みが薄く、関心も低いまま。国が示す住宅の断熱指標も、先進国のなかでは最低レベルのまま現在に至っています。断熱性能を上げることで夏はより涼しく、冬はより暖かくなるのはもちろん、割安な光熱費で健康的な室内環境を…

【照明の基本】=明るすぎると疲れてしまう。うつくしい空間は「陰影」の演出から。

// 光にも陰にも階調があります。色合い、光度は一定ではなく、無限のグラデーションの中に無限の美しさが潜んでいます。絵画や写真、文章、そして建築にも【陰翳】の演出は欠かせません。 Contents. 線で形を描くことの難しさ 無意識でも眺めている輪郭 無…

【実家の整理】=「捨てたくないモノ」を選ぶことからコツコツと。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

【インテリア/照明】=明るさよりも陰翳を意識する。迷ったら、ホテルやパブの空間をイメージしてみる。

// 日本家屋や身近な漆器,食物などが「常に陰翳を基調とし、闇と云ふものと切れない関係にある」と綴った文豪・谷崎潤一郎。数十年前まで、日本人の暮らしのなかに当たり前に存在した「陰翳」に美を発見し、その価値を世界に知らしめた功績は、海外でも高く…

【ダイエット】=「生涯の運命はことごとく過食により起る」、つまり、食べ過ぎは運命まで変えてしまうという江戸時代の教え。

// 飽食の現代からさかのぼること数百年、数千年前から、過食の弊害が指摘されてきました。自分の健康だけではなく、異国の子どもたちの成長や海や大地、空までも美しく保つ【食】の影響、そしてその節制について。 Contents. 日本の主食はトウモロコシ? 大…

【暖房】=体感温度は温度計の温度で測るのではなく「輻射熱」を目安にしなければならない、という真実。

// 空気の温度と体感温度は全く違います。聞いたことはあるのですが、実際、ほとんどの人はこのことを理解していません。理解していないからこそ、無駄な暖房、冷房エネルギーを消費し続け、高い光熱費を支払いながら、不快な環境で暮らし続けているのです。…

【家と職人】=手わざを守ることは、町を育て、森を守り、川と海をきれいに保つ循環をつくること。

// 家づくりは、あらゆる職種の専門家たちによる手業の集大成でもあります。どんなに工業化が進もうと、現場での人の目、人の手足による裁量なしでは、寸分の狂いも許されない建築がそもそも成立すらしないのです。 Contents. 大工さんが入る前の職人たち 2…

【家族関係】=親鸞の「有縁を度すべきなり」すなわち「自らに目覚めよ」という意味。

// 人を変えようと思っても自分がつらいだけ。家族に関しても同じことがいえそうです。人との関係改善の最大のコツは、まず、自分が変わること。他者は変えられませんが、自分だったら、いま、ここで、すぐに、変わることができます。気が付くと、家族との関…

【収納】=納める・仕舞う・見せる。完全主義より「いい・加減」のお片付け。

// 収納の問題はダイエットと同じ。星の数ほどテクニックが紹介されています。どんな方法を試しても、なかなか成功しないのもダイエットと似ているかもしれません。テクニックを学ぼうとすると「学ぶ」ことが面倒になります。しかたがありません。私たちは、…

【オズの魔法使い】=ドロシーが帰りたかったのは「家」ではなく「おうち」でした。

// 家は二、三度ぐるぐる回ってゆっくりと宙に昇ってゆきました。ドロシーは風船の中で昇っていっているような感じがしました――そして、ドロシーの旅が始まります。旅の終わりには、あまりにも有名なあのフレーズ。ドロシーが帰りたかったのは故郷や家、家族…

【温度】=結露がなく、冷え性を解消する住まいは、ほんの少しの温度アップがカギ。

// 身体が冷えると、風邪をひいたり、体調がすぐれない日も増えていくのが憂鬱なところ。外で冷え切った身体を暖めてくれるはずの住まいが、寒さや結露まみれでは、健康にいいはずはありません。暖かさと健康との関係について。 Contents. 「暖房」を知らな…

【建築と間(ま)】=居間、仏間、茶の間、床の間…日本の家と家族の関係は「間」を理解しないと「間抜け」になる。

// スケジュールが埋まっていないと不安でしかたがない日々。日々の暮らしはモノに囲まれ、隙間や余白が罪であるかような家やインテリアが主流です。私たち日本人は、何もない「間」に宇宙を感じ、沈黙に言葉を聴き、「余白」に映像を観る文化を育んできまし…

【在宅介護・看取り】=住み慣れた我が家で見守られ、旅立つための設計プラン。

// 在宅介護の先に見えてくる、老いと死。国はすでに「在宅看取り」の定着に大きく舵を切っています。家族に迷惑をかけたくないからという理由で病院を選択しても、それができない時代がやってくるのです。介護も看取りも住み慣れた我が家でできるのが理想。…

【家庭内事故】=段差だけではない、濃淡・色彩・サイン・明暗のバリアを見逃すな。

// 視覚障害のある家族のために、動線にLEDを埋め込み、自活性を高めた工夫。 バリアフリーというと段差の解消や手すりの設置などが思い浮かびますが、その人の持つ障害によって、対処すべきバリアは大きく異なります。特に、足腰が弱くなったり、視力の衰え…

【暖房】=断熱性能が低い建物に、高額な設備機器を導入しても意味がない。

// 日本の家庭内で消費されるエネルギー消費は上昇の一途をたどり、上昇率は国際的にも突出しています。暖房や給湯に関わるエネルギーは、さほど増加しているわけではないのに、家電製品や照明などのエネルギーが一向に減少する気配を見せていないのです。家…

【制限の効用】=脳内の成長インフラを維持し続ける、たった一つの条件。

私たちは毎日、あらゆる「制限」の中で生きています。その「制限」を守ろうとする苦しさから逃れるために知恵を使い、技術を生み出し、少しでも楽になろうと必死です。でも、その逃避が自らの成長の妨げになることもあります。脳内の成長インフラを維持する…

【子育て・子ども部屋】=建築的な「壁」ではなく、見えない「壁」を設計する難しさ。

// 親子の間は「信用」ではなく「信頼」で結ばれます。諍いがあっても、裏切りがあっても、取引はできないのです。「信頼」から考えていくと、親子の絆、子ども部屋の原型までも、うっすらと見えてきます。親にとって大切な「見えない壁」についても考えます…

【吹き抜け】=寒くない、暑くない、省エネでメンテナンスも容易な大空間=吹き抜け=を考える。

// 明るくて開放的。いやいや、寒さが心配。掃除やメンテナンスは――など、家づくりの際に、迷ってしまうのが吹き抜けを設けるかどうか。ひと昔前までは、エネルギーの無駄、寒くてしようがないなど、マイナス面ばかりが強調されていましたが、断熱水準が上が…

【熱収支】=省エネ住宅の基本は「入ってくる熱」と「出ていく熱」を計算すること。

// 収支計算は住まいのエネルギーにも応用できます。季節によって、必要な熱と不要な熱を理解すると、エネルギー消費は効率よくなり、快適さも維持できます。計算の苦手な方もおつきあいください。少しの発想の展開で大幅な節約、光熱費の削減もできるのです…

【尺貫法】=日本ならではの建築スケール、日本人ならではの「杓子定規」感覚。

// 考え方にも物差しがあるように、人の視野、ものごとの捉え方にも、その人ならではのものさし=定規があります。人間関係には、少々やっかいな「杓子定規」も、家づくりには欠かせません。日本の寸法、モジュールについての短い話。 Contents. いまも現場…

【子ども部屋】=子どもが独立したあとも部屋が物置化しない「可変」という発想。

// 子どもたちのためにと夢を抱いて建てたはずの家も、子どもが大きくなるのはあっという間。巣立ったあと、使われなくなった「子ども部屋」はすぐに物置化し、夫婦はそれぞれの生活リズムを持つことで、新築当初とは全く違った機能が住まいに求められます。…

【茶の間】=LDKの文化で失われつつある、日本ならではの「間」の考え方。

// 日本の家は「用」を限定しないからこそ、手狭に見えて実は広く、すっきりとした使いこなしがなされてきました。機能よりも「間」=余白や隙間、曖昧さが重視され、そうした感性が家づくりに生かされてきたのです。数ある「間」のなかでも、日本人の原点と…

【遺伝子/オキシトシン】=遺伝子がONになる、感謝と祈りと「四無量心=しむりょうしん」。

// いやなことがあると落ち込みます。いいことがあるとうれしい。よくても、悪くても、私たちは、その折々で置かれている状況だけを見つめて、揺れています。意地をはったり、嫉妬をしたり、恨んだり、怒ったり。分かっていても、やめられない。この問題、苦…

【エアコンと暖房】=住宅性能+APF(エネルギー効率)=を理解する。

// by CASA SCHWANCK かつて、エアコンといえば「冷房」のイメージが強く、特に北国では「暖房」に使うことが難しい時代がありました。しかし、設備の性能と同時に、断熱などの住宅性能の進化に伴い、エアコンは四季を通じて使用できる設備として、日本の暮…

【記憶・物語】=決めつけないこと──曖昧でしなやかな「読書」と「建築」について。

// 家づくりの際、機能や目的を追求し過ぎると、いつしか身体も心もこわばってしまいます。思考が型にはまり、身動きできなくなくなることも。理想の体現も必要ですが、曖昧な空間に身を委ねてみることも大切です。グラデーションに内在する色を楽しみ、大き…

【信用と信頼】=尊重より尊敬、干渉より協力、同情より共感。

// 「信用」の陰には、取引があります。不信感が少しでも見え隠れすると、私たちは本気でその人と付き合うことはできません。「信頼」は、相手に対して白紙の小切手を切ること。家族や友人をどこまで信頼できるかどうかで、人間関係の深さは大きく変わります…

【狭小住宅】=大きな家がゆたかなわけじゃない。小さな幸せの価値の分かる人が、いい家をつくれる人。

// どんな家づくりにも予算があります。その予算のなかで、大半の家族が少しでも大きな家をと望みます。しかし、すぐに壁に突き当たり、いくつもの夢を諦めてしまってはいないでしょうか。はじめから、小さな家の選択肢が除外されているのが原因の一つかもし…