Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【ZEH(ゼッチ)】=国が推進する「ゼロエネ住宅」はいま、「買い」か?

// ゼロエネルギー住宅、ネット・ゼロエネルギー・ハウス、エコハウス、パッシブハウス、ソーラーハウス、低酸素住宅、ZEH(ゼッチ)などなど、住宅にまつわる難しい言葉が飛び交っています。出口の見えない不景気、一向に上がる気配のない給料、高騰を続け…

【引き戸】=開閉自在、世界に誇る日本生まれの建具を応用する。

// 日頃、当たり前のように使っていますが、引き戸は日本で生まれた建具。海外の伝統家屋ではほとんど見かけません。ドアの開閉には一定の力と面積が必要になりますが、指1本でも開けることができるのは引き戸ならでは。設置にも少しの幅があればOK。デッド…

【家づくりの鉄則・50】=「言葉」を集めて整理することが、成功への早道。

// キーワードをいくつ自分のものとして抽出し、保持できるか。どんな仕事でもそうですが、家づくりも例外ではありません。いくつもの言葉を持ち、その言葉からビジュアルを生成し、建築という三次元に立ち上げる。このプロセスが、家づくり成功の秘訣といえ…

【林住期】=「しない」ことを増やして身軽に暮らす生涯設計。

// 家族をもって、家を建てて、お金を稼いで、気が付いたら、老年。果たして自分の人生は何だったのだろうと振り返る人も少なくありません。多くの情報、お金、人脈を得てもなお不自由で満たされないのはなぜなのかしら。 Contents. 中年から老年はあっとい…

【子ども(複数)の部屋】=幼児期は一緒、成長したら仕切る「可変デザイン」という考え方。

// 家づくりの際、子ども部屋をどんなふうに計画したらよいのか悩んでしまう、という話をよく聞きます。子どもが独立したあとは物置になってしまった、という話も珍しくありません。子どもにとっても、親にとっても、生涯、無駄にならない子ども部屋にするた…

【吹き抜け】=記憶と空間をつなぐ、胎内回帰のための大らか空間。

// 明るくて開放的。いやいや、寒さが心配。掃除やメンテナンスは――など、家づくりの際に、迷ってしまうのが吹き抜けを設けるかどうか。ひと昔前までは、エネルギーの無駄、寒くてしようがないなど、マイナス面ばかりが強調されていましたが、断熱水準が上が…

【居場所】=家の中に自分だけの「縄張り」をつくる具体的ノウハウ。

// 新築を計画するとき、家族一人ひとりが真っ先に考えるのが、自分の居場所。しかし、私たちは居場所を間仕切りされた個室空間と考えがちですが、個室ばかり並んでは、予算はいくらあっても足りません。私たちがほんとうにほしいのは、個室なのか、家族とい…

【寝室】=在宅介護を前提に考えると、介護する側、される側双方に理想の空間が見えてくる。

// ベッド派か布団派か問われると、いまやベッドと答える人のほうが圧倒的に増えています。しかし、ベッドを選択するとおのずと寝室の面積は広さが求められ、そこでの介護を視野に入れると、ベッドプラスαの面積と機能が必要になります。新築、リフォームの…

【長寿遺伝子】=食事も暮らしも「腹七分目」で起きる素敵な奇跡。

// 日本には古くから「腹八分目」という言葉があります。何事も、ほどほどのほうがいい結果を招く、少食が健康を保つなど、短いその一言に哲学さえ感じます。最近は「腹七分目」が健康だけでなく、長寿のもとになるとの説が相次いで発表されています。 Conte…

【自然志向】=伝統工法や自然素材の住宅が、人や地球に健康的とは限らないという話。

// 外断熱と内断熱。どちらが優れているか。かつて、こういう議論がありました。正確にいうと、住宅建築の場合、外断熱、内断熱という言葉は使いません。マンションやビルなどコンクリートの建物に使用されるのが一般的で、住宅の場合は外張り断熱・充填断熱…

【夜と霧】=別の世界への通路や媒体として紡ぐ「物語」。

// 読書の際、気になった文章は2Bの鉛筆で線を引きます。すごい話だ、上手な表現だなあと思った部分が多いときには、ページの端を折ります。ですから、書棚にある本は全てボロ雑巾みたいになってしまいます。読み終えると、線を引いたり、端を折ったページ…

【省エネ基準】=家族の「健康」から考察する、断熱・気密・計画換気という性能の目安。

// 日本の住宅寿命は30年前後。欧米諸国の数分の1しかない短命な住宅のためにローンを組み、世代を超え、住宅のために働き続けます。近年「100年住宅」という言葉を耳にしますが、まだまだ実現までは遠い道のり。また「100年」には憧れても「1000年住宅」は…

【節水】=水に恵まれた日本が世界中の水を輸入しているという話。

// 日々の生活ではいうまでもなく、宗教や文化の面でも、水との関わりを大切にしてきた日本人。きれいな水が大地を潤し、食材を育て、街をつくり、健やかな人を育んでもきました。しかし、水と空気はタダだと思っているのは、どうやら日本人くらいかもしれま…

【冷房・暖房】=「輻射熱」を理解すると「心地よさ」の肌感覚はこんなに変わる。

// 心地よい暖房は、空気が暖まることで得られるわけではなく、実は輻射熱が大きく関係しています。どんなに寒い日でも、お日様の熱が暖かいのも、輻射熱のおかげ。これからの寒い季節、暖房の基本を少し学んでみませんか。 Contents. 輻射熱に囲まれた空間…

【小住宅】=世界の建築家が挑んできた、究極の「用と美」を具現する。

// どんな家づくりにも予算があります。その予算のなかで、大半の家族が少しでも大きな家をと望みます。しかし、すぐに壁に突き当たり、いくつもの夢を諦めてしまってはいないでしょうか。はじめから、小さな家の選択肢が除外されているのが原因の一つかもし…

【冷房】=少しのエネルギーで爽やかな空間を実現するエアコンの連続運転と住宅性能。

// 暑い夏は、まずエアコン。しかし、帰宅してすぐにスイッチを入れても、なぜか涼しくならないのはなぜなのか。24時間、省エネでえ涼しさを得る基本は、まず日射を室内に入れないこと、そして躯体の断熱性の向上、そしてエアコンの連続運転なのです。 Conte…

【まど・みちお】=生きている奇跡に注がれる視線。

// まど・みちおさんといえば「ぞうさん」「おさるがふねをかきました」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいになったら」など、誰もが一度は聴いたことのある歌の作詞作詞家として知られています。童話詩人としても「てんぷらぴりぴり」(大日本図書)、「ま…

【節制は吉】=食を節して運を開く極意。

// 飽食の現代からさかのぼること数百年、数千年前から、過食の弊害が指摘されてきました。自分の健康だけではなく、異国の子どもたちの成長や海や大地、空までも美しく保つ【食】の影響、そしてその節制について。 Contents. 日本の主食はトウモロコシ? 大…

【心地よさ】=「Hygge」もしくは「だらだら」。

// 家のこと、あるいは特定の場所や人との関係について、私たちは「居場所」を求めようとします。ときには「居場所」が見つからず、世界をさまよい続けるほど、それがないと、生きていくのが困難なこともあるのです。しかし、居場所はもとから「ある」もので…

【空間と家具】=50年、100年もつ家具はクルマよりずっと安い買物である。

// 家を建ててから、少しずつ家具を買い揃えていく。家の計画と同時進行で、購入する家具も検討する。これまで、家具が最小限で済んだ日本家屋で育ってきた私たちは、家具の選択が苦手。しかし、暮らしも住まいも、洋の佇まいが主流となってきました。そんな…

【用と美】=ぎりぎりの制限と諦めからもたらされる、家づくりのゆたかさ。

// もう少し時間があったら。あと1万円給料が増えたら。あと3センチ背が高かったら。あと100年健康で生きられたら。もう少しお金持ちの彼だったら。しかし、その「もう少し」がなかなか得られないのが私たちの人生。そればかりか、毎日が締切や制限だらけ…

【お金】=節約でもなく断捨離でもなく、お金を使わない日。

// 遊園地に行かなくても、近くの小径で樹木や草花を愛でることができます。ファミレスに行かなくても、子どもたちとカレーやホットケーキを作る楽しみは格別です。高価なゲームや玩具より、パパやママと「家」で過ごす時間が記憶に残るかもしれません。お金…

【インテリア】=コーディネートの第一歩は壁面から。

// インテリアと聞くだけで興味はあるものの、何から手を付けていいのかわからなくなってしまいます。もともと日本の住まいには飾りを削ぐことで「美」が醸される文化のなかで、私たちは育ってきたのです。それでも何とか、お洒落な空間にしたい。そんなふう…

【土間】=外でも内でもない、曖昧で大らかな家の余白。

// 外のようで外ではなく、内のようで内ではない。土間は半分外のようで家の「内」にある空間。何にでも使える機能が、日本の住居の「間」のゆたかさです。この曖昧さが日本の伝統家屋の特長で緩衝地帯ともいいます。現代の住宅に生かすヒントを探ってみます…

【音】=家族の記憶に刻まれる、互いをおもんばかる心のかたち。

// 風景にデジャビュ=既視感を感じることがあるように、ある音から、突然、遠い記憶が呼び覚まされることがあります。しかし、現代の家のなかで響く音は機械音が増え、人が手間をかけてつくる「音」が少なくなってきました。 Contents. 目を覚ましてくれる…

【収納術】=義務感にとらわれない「いい加減」のお片付け。

// 収納の問題はダイエットと同じ。星の数ほどテクニックが紹介されています。どんな方法を試しても、なかなか成功しないのもダイエットと似ているかもしれません。テクニックを学ぼうとすると「学ぶ」ことが面倒になります。しかたがありません。私たちは、…

【照明計画】=ほんの少し陰翳を意識するだけで空間が艶っぽくなる。

// 日本家屋や身近な漆器,食物などが「常に陰翳を基調とし、闇と云ふものと切れない関係にある」と綴った文豪・谷崎潤一郎。数十年前まで、日本人の暮らしのなかに当たり前に存在した「陰翳」に美を発見し、その価値を世界に知らしめた功績は、海外でも高く…

【微気候】=庭の植生から屋内に「涼」を導くパッシブデザイン。

// 気候には、大・中・小、そして微気候があります。微気候というと難しく聞こえますが、わかりやすくいうと、庭や樹木、植物などがある地面近くで発生する気候のこと。私たちのごく身近にある小さいけれども確かな気象でもあり、これを利用すると自然で心地…

【建築家たちの名言】=Less is More.

// by casaschwanck このブログでは繰り返し、家や暮らしを、ビジュアルではなく「言葉」で考えることの大切さを述べてきました。特に、失敗の少ない家づくりのためには、どれだけ多くの「言葉」を自分の内側から拾い集めたかで決まるといっても言い過ぎでは…

【縁側】=社会とつながたりたい機能と、家庭を分断する矛盾。

// 誰かとつながりたい。社会とともに歩む。環境を大事に。けれど、誰ともつながりたくないことを体現した家のつくりが主流なのです。ここ数十年で生まれた日本人特有のプライバシーの概念が、社会と家族、家の機能までも大きく変革しようとしています。 Con…