Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

音、【noise】と聞くか【message 】として捉えるかの選択。

// 私たちは、この世界を身体や心で瞬時に感じられる感覚を得て生まれてきました。代表的なものが、いわゆる五感と呼ばれる感覚です。しかし、同じものを見たり聞いたりしても、捉え方は人によってさまざま。目の前にあるものを、どう捉え、何をイメージする…

子ども部屋は人数×個室で考えるより、ワンルームを後から仕切る「可変デザイン」がおすすめ。

// 家づくりの際、子ども部屋をどんなふうに計画したらよいのか悩んでしまう、という話をよく聞きます。子どもが独立したあとは物置になってしまった、という話も珍しくありません。子どもにとっても、親にとっても、生涯、無駄にならない子ども部屋にするた…

【agoda】を使って海外のホテルの予約をしたりキャンセルしたりする方法。

// 旅の計画は、宿泊先の確保から。ほとんどが一人旅ですので、予約サイトは重宝しています。主に利用するのは、国内では楽天トラベル、海外では【agoda=アゴダ】。より安く泊まるための細かな裏技などは知りませんが、海外で大事なことは「宿泊」の予約が…

精霊と黄金の仏たちが棲む古都、ラオス【Luang Prabang】。

// 遥かチベットに源流を発する大河メコン。その中流域に位置するラオス・ルアンパバーンは、14世紀から18世紀、ランサン王朝の首都として栄えた街として知られています。早暁、寺院から現れた僧侶たちが音もなく裸足で歩を進め、人々は歩道に座して喜捨をす…

性格は「顔」ではなく短い「言葉」に、やさしさは「言葉」ではなく「沈黙」に出る。

// ネットで「爪」のことを調べていましたら、たまたま、こんな言葉に出合いました。2012年ころにFacebookやツイッターで拡散した言葉だそうです。Facebookもツイッターも苦手ですので、今日の今日まで知りませんでした。面白そうなので、遊び半分、自分の考…

少しの工夫でプロ並みの建築写真。

新築やリフォームの完成時に、記録として写真に残しておきたいという人は少なくありません。 ビルダーから撮影の依頼があった際、私は必ずビルダー用のデータとプリントとは別に、施主用にと記念のDVD1枚とフォトブックをセットで納品するようにしています…

ベッドを前提とした寝室の広さは、在宅介護を前提に決めておく。

// ベッド派か布団派か問われると、いまやベッドと答える人のほうが圧倒的に増えています。しかし、ベッドを選択するとおのずと寝室の面積は広さが求められ、そこでの介護を視野に入れると、ベッドプラスαの面積と機能が必要になります。新築、リフォームの…

南側の窓より北側採光に注目。

// 日本の家づくりは、古くから日射や通風など、自然エネルギーを巧みに利用してきました。しかし、住宅性能の向上とともに、ときには日射を遮断し、気密を得ることも重要となりつつあります。なかでも、南面の開口部を大きくとることで生じる問題も注目され…

「用いてはならない」けれど、覚えておいて損はない【尺貫法】や杓子定規の話。

// 考え方にも物差しがあるように、人の視野、ものごとの捉え方にも、その人ならではの定規があります。人間関係には、少々やっかいな杓子定規でも、家づくりには欠かせません。日本の寸法、モジュールについての短いお話。 いまも建築界の常識「尺貫法」 長…

孤独のための椅子=【森の生活】。

// ソローはいいます。「質素な生活こそが、贅沢な生き方」。お金や便利さだけを望んでいるわけではないのに、人間は、どうしてそんなにあくせく暮らすようになったんだろう、と森の中で思索を続けるのです。いまと比べると、何もないに等しい時代に、湖畔で…

「熱収支」からアプローチする、住まいの省エネ、快適・健康・節約生活。

// 収支計算は住まいの中のエネルギーにも応用できます。季節によって、必要な熱と不要な熱を理解すると、エネルギー消費は効率よくなり、快適さも維持できます。計算の苦手な方もおつきあいください。ちょっと節約もできます。 エネルギーの「支出」が多く…

快適な「室内気候」のために欠かせない「暖房デザイン」という視点。

// 暑い季節は涼しく、冬は少しでも暖かく。住まいは人を守る皮膚であり、衣服であり、シェルター=器としても、多くの機能を求められます。これからは、寒さから人を守り、健康にダメージを与えない暖かさがほしくなる季節。「室内気候」という言葉をはじめ…

知っていれば得をする「バリアフリー住宅」の考え方。

// 段差を解消して、手すりを付ければバリアフリー、と考えるのが、これまでの日本の住宅におけるバリアフリーの基本でした。しかし、生命に危険を及ぼすバリアは、目に見えないところから、目に見えていても、気づかないところまで幅広く身近に存在するよう…

住空間と性能、時間の彼方にあるかもしれない、家と家族の「居心地」。

// マニュアル、数値だけでは快適な住まいを創ることはできません。居心地のいい空間のデザインには人の記憶、時間の流れまで理解することが求められ、そこで初めて機能を付加した美しさが体現されます。居心地を醸すために何より欠かせないのは、丁寧に家に…

「陰」=Shadeと「影」=Shadow で考える、絵画や写真や文章の深みについて。

// Contents. 線で形を描くことの難しさ 無意識の中で眺める輪郭 陰影とシルエット【silhouette】 明る過ぎると少し疲れる 線で形を描くことの難しさ 絵画教室に通ったことがあります。 父方の祖父や叔父2人が 画家であったことで(とても貧乏な)、 自分も…

箸の使い方一つに美学を求めた日本人と、これからの隣国との関係。

// 子どもの頃から、箸の使い方には、とりわけきびしく躾けられてきました。裕福な家ではなかったからこそ、食卓での作法くらいは、という父の考えだったのかもしれません。同じ箸を使う文化でも、お隣の韓国とでは少しマナーが異なります。単純な「違い」の…

室温・体温を上げるだけで家の寿命が伸び、住む人が健康になれるという裏付け。

// 涼しい風を頬に感じたら、秋はもう目の前。冬の気配も、ゆっくりと足元に忍び寄ってきます。身体が冷えると、風邪をひいたり、体調がすぐれない日も増えていくのが憂鬱なところ。外で冷え切った身体を暖めてくれるはずの住まいが、寒さや結露まみれでは、…

週に5回以上料理をする人は10年後の死亡率が減少するという話。

// 家事だと思うと面倒ですが、料理は本来、楽しいもの。おいしいものを食べて、誰かに喜んでもらって、健康にもなれる。料理をすることで長寿になる、という報告について。 週末の料理が「趣味」 夕刻、デパ地下、スーパーに行くと、 おいしそうな惣菜がた…

「節水」を通して見えてくる日本人と環境、文化、健康との深い関わり。

// 日々の生活ではいうまでもなく、宗教や文化の面でも、水との関わりを大切にしてきた日本人。きれいな水が大地を潤し、食材を育て、街をつくり、健やかな人を育んでもきました。しかし、水と空気はタダだと思っているのは、どうやら日本人くらいかもしれま…

リフォーム・リノベーションは「予防的改修」を視野に入れる。

// リフォームといえば、畳や襖の交換から、古くなった設備の更新、増改築まで工事内容はさまざま。英語圏では「reform」を建築用語として使用することはなく、「住まいの改修」に関しては「renovation」や「remodel」が多く使われます。欧米と比べ、日本の…

帰ってくるな。我慢できずに帰ってきても、私の家には迎えてやらない。

// 【自分のすることを愛せ】 先日、「午前十時の映画祭」で 「ニュー・シネマ・パラダイス」を観ました。 映画好きの少年と 映写技師のアルフレードの、 年の差を超えた友情を 描いた傑作。 レンタルビデオ、テレビ、 自分で買ったBRなどを含めると 7回も…

地震国・日本を生き抜く家や保険、防災グッズ。そして困難を乗り越える知恵と覚悟について。

// 世界でも有数の地震国・日本。地震を予知することは依然難しく、思いもよらない地方で大きな地震が頻発しています。どこに住んでも、地震が起きることを前提にすれば、可能な限りの備えが家族を守ることにつながります。どんなことを、どう備えればよいの…

美しく暮らすセンスを磨くための意識とルールと、その原点。

// 家とは本来、自分の好きなもの、気持ちのいいものが詰まった空間であるのが理想的です。疲れた身体と心をやさしく包み込んでくれるのは、とっておきの「きれい」の束。気どらず、気張らず、普段着の自分でいながら、日々、「きれい」を感じるために必要な…

デンマークの「Hygge=ヒュッゲ」と日本の「居場所」、そして家族の条件。

// 家のこと、あるいは特定の場所や人との関係について、私たちはそこに「居場所」を求めます。ときには「居場所」が見つからず、世界をさまよい続けるほど、それがないと、生きていくのが困難なこともあるのです。しかし、居場所はもとから「ある」ものでは…

日々の暮らしに【締切】と【制限】を設けることで得られるもの。

// もう少し時間があったら。あと1万円給料が増えたら。あと3センチ背が高かったら。あと100年健康で生きられたら。もう少しお金持ちの彼だったら。しかし、その「もう少し」がなかなか得られないのが私たちの人生でもあります。そればかりか、毎日が締切…

「捨てるべきモノ」より「捨てたくないモノ」を選んだ結末。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

インドの旅と3.11被災地で学んだ【Home】の在り処。

// 今年も日本の各地が深刻な災害に見舞われました。その都度、多くの人が家を失い、不自由な暮らしを余儀なくされています。そんなニュースを見るたびに思い出すのが、インドの旅と東日本大震災のあとの被災地での出来事。 災害のあとさきに私たちが失うも…

風が抜ける家、風通しのいい関係。

// どんなに空調設備や換気システムが進化しても、窓を開けたときに感じる自然の風の心地よさにはかないません。高断熱・高気密住宅がスタンダードになっても、四季折々の風が感じられる家が素敵です。家を抜ける風、注目のパッシブ換気、風通しのいい人と人…

軽自動車に乗って初めてわかった「経済性」と「しあわせ」と「ゆたかさ」と。

// 大きなクルマ=SUVから軽自動車に乗り換えて6年目。当初、乗り心地、安全性などに不安はあったものの、乗ってみればSUVに負けない快適な運転ができることがわかりました。安全装置も進化し、少し速度を落とすだけで、高い安全性を確保できる可能性も。何と…

食事も暮らしも「腹七分目」で起きる素敵な奇跡。

// 日本には古くから「腹八分目」という言葉があります。何事も、ほどほどのほうがいい結果を招く。少食が健康を保つなど、短いその一言に哲学さえ感じてしまいます。最近は「腹七分目」が健康だけでなく、長寿のもとになるとの説が相次いで発表されています…