Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【狭小の家】=小さな家、小さな幸せの価値の分かる人が、世界の幸せをつくっていける人。

// どんな家づくりにも予算があります。その予算のなかで、大半の家族が少しでも大きな家をと望みます。しかし、すぐに壁に突き当たり、いくつもの夢を諦めてしまってはいないでしょうか。はじめから、小さな家の選択肢が除外されているのが原因の一つかもし…

【相づち】=「あ」りがとう、「い」えいえ! コミュニケーションを円滑にする「あいうえお」「さしすせそ」「はひふへほ」言葉。

// 会話は人と人との間で成立します。プライベートでも仕事面でも、どうせ言葉を交わすのなら、相手にいい気分になってもらいたいもの。家庭からビジネス、恋愛まで、あらゆる場面ですぐに使えて、コミュニケーションを円滑にするには、きちんと相づちを使え…

【リフォーム・改修】=投資した費用が全て無駄になってしまう、怖いリフォームの話。

// 新築が伸び悩み、リフォームやリノベーションが急増しています。しかし、新築に比べコストが割安という理由だけで、見た目優先の改修をしてしまうと、家や人の健康に影響する事態も起きかねません。リフォームは、壁や基礎までチェックする絶好の機会。合…

【家具】=10年で乗り換える300万円のクルマと、100年超えで使う300万円の家具のコスパについて。

// 家を建ててから、少しずつ家具を買い揃えていく。家の計画と同時進行で、購入する家具も検討する。これまで、家具が最小限で済んだ日本家屋で育ってきた私たちは、家具の選択が苦手。しかし、暮らしも住まいも、洋の佇まいが主流となってきました。そんな…

【二世帯住宅】=世代間のいざこざ、互いのストレスを解消する、視覚、臭覚、騒音対策。

// 土地や建築費の高騰、世帯収入の伸び悩みなどで、改めて二世帯住宅が注目されています。しかし、気心の知れた親子の間とはいえ、複数の世代、世帯が一つ屋根の下に暮らすには、多くの困難が待ち受けているのも現実。規格住宅は少なくありませんが、プラン…

【居心地】=人と自然、設計と性能、記憶と物語、人とモノとの視点で快適な暮らし、家を考えてみる。

// マニュアル、数値だけで快適な住まいを創ることはできません。居心地のいい空間のデザインには人の記憶、時間の流れまで理解することが求められ、自然とのつながりも無視できません。そうして初めて機能を超えた美しさ、心地よさが体現されるのです。何よ…

【ねずみ女房】=ささやかな日常を抱えて生きることの大切さ。

// ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知ります。私たちが大人になっていく…

【窓】=南側の窓より「北側採光」に注目。

// 日本の家づくりでは、古くから日射や通風など、自然エネルギーを巧みに利用してきました。しかし、住宅性能の向上とともに、ときには日射を遮断し、気密を得ることも重要となりつつあります。なかでも、南面の開口部を大きくとることで生じる新たな問題が…

【暮らし】=ミニマリストでもエコロジストでもなかった彼女の、はっとするほどに美しい心。

// ミニマリスト、エコ、SDGsなど、環境に負荷をかけないシンプルな暮らし、が流行でです。あえて「流行」という言葉を使ったのは、この半世紀の間だけでも、何度もかたちを変えてサステナブルな暮らしが多くの人に標榜されましたが、ほとんど全てがいつの…

【家事】=手間をかける、こころを使うことでしか得られないこと。それは広がりではなく「深さ」かもしれない。

手間がかかる、手間を要する、手間取る――などには、想定した以上に時間や工数がかかるなどの意味があります。もっと短時間で済ませたいのに、ああ面倒くさい、ということ? しかし、簡単にはできないからこそ、奇跡に巡り会えることもありそうです。 // Cont…

【畳】=用と美を兼ね備えた日本の「家具」の原点。アロマテラピー、空気清浄効果も魅力。

// 洋風住宅、洋風の暮らしの普及で【畳】のない家が増えています。硬くもなく、柔らか過ぎることもなく、素足に心地よい【畳】は、足に踏まれてもじっと我慢の、日本の家具の原点。高級絨毯もけっこうですが、畳の美しさ、健康効果も確認しておきましょう。…

【ゲド戦記】=私の「影」と出会うことで創造される私。

// 影はしばしば、私たちが願う方向とは逆に作用し、自我との対決を迫ります。その対決は、生死をかけた過酷な戦いとなることもありますが、それが導きとなり得ることは少なくありません。影のないところに光はなく、光のあるところには必ず影があります。そ…

【換気と空気の質】=1日20キロも体内に取り込む空気について、もっと知っておきたいこと。

// 衣食住のなかでも、日々の「食」と健康との関わりは密接です。1日に2キロ前後も体内に入るのですから、水にも食糧にも健康的な素材は欠かせません。しかし、1日に20キロも体内に取り込まれるものがあります。空気です。空気の質によってはシックハウス…

【洗濯・乾燥】=室内で素早く乾かすためのエアコン活用術。

// 梅雨の時期から猛暑の夏、寒い冬の間、共働きの家族の場合など、外干しが難しい状況に置かれることは少なくありません。部屋干しするにはそれなりのスペースも必要です。でも、エアコンを上手に使えば、快適な洗濯&室内干しができるかもしれません。 Con…

【子ども部屋と可変性】=子どもが独立したあと、部屋が物置化しない設計にする。

// 子どもたちのためにと夢を抱いて建てたはずの家も、子どもが大きくなるのはあっという間。巣立ったあと、使われなくなった「子ども部屋」はすぐに物置化し、夫婦はそれぞれの生活リズムを持つことで、新築当初とは全く違った機能が住まいに求められます。…

【インテリア】=「壁面」から攻略すると、空間のコーディネートは成功しやすくなる。

// インテリアと聞くだけで興味はあるものの、何から手を付けていいのかわからなくなってしまいます。もともと日本の住まいには飾りを削ぐことで「美」が醸される文化のなかで、私たちは育ってきたのです。それでも何とか、お洒落な空間にしたい。そんなふう…

【色彩と心理】=ペンキ屋さんが教えてくれた「色」にまつわる心の動きと「ありがたい」話。

// 色には温度もあり、重さもあり、心理的に与える効果も数多くあります。お世話になったペンキ屋さんからうかがった色の「講義」は、いまも大事な宝物です。中学を出てから70年近くにわたり、黙々と現場から学び続けた職人さんの、珠玉の言葉とその生き方。…

【性格】=性格は顔に、生活は体型に、本音は仕草に、やさしさは沈黙に、嗜みはうなづき方に出る!

// ネットで、こんな言葉に出合いました。2012年ころにFacebookやツイッターで拡散した言葉だそうです。Facebookもツイッターも好きではないので、今日の今日まで知りませんでした。遊び半分、自分の考えと比べてみました。読まれている方も、ご自分なりの考…

【結界】=個室文化はほんとうに日本人に適しているのか? 日本人特有の空間感覚を、家づくりに応用してみる。

// 紙や布1枚、あるいは縄1本で世界を隔てる「結界」。この感覚は、おそらくは日本人ならではのもの。俗と聖を分離するのみならず、建築の世界、私たちの日常でも、当たり前のように応用されていることに気づきます。 Contents. 紙や布1枚で世界を隔離する…

【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えることの大切さ。

// 地震、水害など、大規模な災害が起きるたび、自分には何ができるだろうかと考えてしまいます。しかし、ボランティア、募金など、すぐに行動を起こせる人ばかりとも限りません。せめて、いちばんの弱者ともいえる子どもたちにできることを考えてみました。…

【茶の間】=LDKの文化で失われつつある、日本ならではの「間」の考え方と、その「用と美」を理解する。

// 日本の家は「用」を限定しないからこそ、手狭に見えて実は広く、すっきりとした使いこなしがなされてきました。機能よりも「間」=余白や隙間、曖昧さが重視され、そうした感性が家づくりに生かされてきたのです。数ある「間」のなかでも、日本人の原点と…

【一人と一匹】=雨の日も風の日も、愛犬と一緒にゴミを拾い続ける、おじいさんのお話。

// モノを持ちすぎない、リサイクルを徹底する、ミニマリストへの憧憬。人とモノとの関係は暮らしとゴミの関係に直結します。ご近所のおじいさん、毎日、愛犬との散歩の途中でゴミを拾っていることに気づきました。小さなことでも、自分にできることから黙々…

【リフォーム】=病気や家庭内事故を予防する視点から──という損得勘定。

// リフォームといえば、畳や襖の交換から、古くなった設備の更新、増改築まで工事内容はさまざま。英語圏では「reform」を建築用語として使用することはなくrenovationやremodelが多く使われます。欧米と比べ、日本の住宅の寿命が極端に短いのはご存じのと…

【食卓の礼節】=ささやかな振る舞いにも美学を求める、日本の家と所作との関わり。

// 子どもの頃から、箸の使い方には、とりわけきびしく躾けられてきました。裕福な家ではなかったからこそ、食卓での作法くらいは、という父の考えだったのかもしれません。同じ箸を使う文化でも、お隣の韓国とでは少しマナーが異なります。単純な「違い」の…

【認知症】=在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで、母の軌跡。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが5年前のこと。…

【土間】=外でも内でもない、曖昧で大らかな家の余白にくつろぐ。

// 外のようで外ではなく、内のようで内ではない。土間は半分外のようで家の「内」にある空間。何にでも使える機能が、日本の住居の「間」のゆたかさです。この曖昧さが日本の伝統家屋の特長で緩衝地帯ともいいます。現代の住宅に生かすヒントを探ってみます…

【マローンおばさん】=ここではない「どこか」を求めてさまよう、私たちの居場所について。

// 私たちはいつも、ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じています。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、いったい、どれくらいいるでしょう。そんなときに、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれるのが「…

【住宅性能】=UA値とかC値のことを学ばずして、家づくりを始めてはいけません。冷暖房効果を劇的にアップさせるための基本の基本。

// 地球温暖化危機が叫ばれ、改めて、世界中がエネルギーとCO2削減を見直す機運が高まっています。しかし、日本の家庭分野でのエネルギー消費は増加の一途。懸案だった改正省エネ法の義務化も見送られ、世界中から冷たい視線が注がれているのは周知の通りで…

【節水】=水に恵まれた日本が、実は水の輸入大国だったという話。

// 日々の生活ではいうまでもなく、宗教や文化の面でも、水との関わりを大切にしてきた日本人。きれいな水が大地を潤し、食材を育て、街をつくり、健やかな人を育んでもきました。しかし、水と空気はタダだと思っているのは、どうやら日本人くらいかもしれま…

【縁側とご縁】=「幸も不幸も喜びも  悲しみさえも丁度よい」という仏様のことばに納得する。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱…