Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

言葉と旅と本

忘れられない言葉や旅や本、日々の心のありよう。

【思考と言葉】=言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

// ネットで、こんな言葉の束を見つけました。上手いことまとめられるものだなあと感心しながら読みました。以前も「性格は『顔』ではなく短い『言葉』に――」(下記参照)で自分のことと照合してみましたが、なるほどと思うところが多々あります。自分は心理…

【マインドフルネス】=心をいま・ここに向けるだけの、自分を感じ、自分が好きになる小さな習慣。

// 放っておくと身体も脳も心もずっと動いています。少し落ち着こうと、その場で座って、目を閉じ、呼吸を深くします。でも、わずか3分でも、そうするのが難しいのです。私たちは自分の意志で、短い時間すら、自分をコントロールできなくなりつつあります。…

【ちいさいおうち】=変わらないものの中にこそ、大切なことがある。石井桃子さんの名訳で読んでみる。

// 絵本を読む時間は、マンガをめくるときに流れる時間とは少し異なります。人生の中で絵本にふれる時間は、他の書籍やメディアに比べると、圧倒的に少ないことがわかります。だからこそ、大人になっても子どもの本や絵本にふれることが大切なのかもしれませ…

【潜在意識】=肯定的・現在進行形で語りなさい。よい想像をしなさい。それらを繰り返しなさい。

占いの類には一切興味がありませんでした。雑誌や新聞で、今月、今週、今日の占いに目がいくことはありますが、5分もすれば、忘れてしまいます。しかし、先日、親しい人から「自分のことを調べてみては」とアドバイスされたことをきっかけに、姓名判断や四…

【すばらしい季節】=ターシャ・テューダー「平凡な毎日を自分の手で希望に変えること」。

// 絵本作家として活躍し、92歳で亡くなるまで自然に寄り添った生活を慈しんだターシャ・テューダー。まるで絵本の世界に迷い込んだような18世紀風のコテージは、NHKのドキュメンタリーや映画などですっかり有名になりました。女手ひとつで4人の子供を育て…

【再読】=物語を自分の魂に刻み込む、究極の読書術。

// 本好きの人は少なくありません。新築やリフォーム時には、自分の書斎をつくり、本棚を設け、毎日本を眺めながら暮らしたいと望む人も多いことでしょう。しかし、本来、本を読む目的は、暇つぶしや量を集めることではなく、生きる術(すべ)を学び、人生の…

【ニュー・シネマ・パラダイス】=帰ってきても、私の家には迎えてやらない。

// 何百と観た映画の中でベスト1を挙げるとすれば、迷うことなく、この映画を思い出します。本や映画は、その人がそのとき、置かれていた環境や思いに大きく左右されるだけに安易に他の人に薦めることは避けてきました。それでも、おすすめしたい珠玉の1本…

【森の生活】=思索のため、友のため、社会のため、そして孤独のための椅子を。

// ソローはいいます。「質素な生活こそが、贅沢な生き方」。お金や便利さだけを望んでいるわけではないのに、人間は、どうしてそんなにあくせく暮らすようになったんだろう。そんなふうに、森の中で思索を続けるのです。170年以上も前、いまと比べ何もない…

【ブスの25箇条】=宝塚に学ぶ、人生改造計画。

// 元宝塚歌劇団宙組トップスター貴城けいさんが、著書『宝塚式「ブスの25箇条」に学ぶ「美人」養成講座』(講談社)で発表し有名になった、ブスにならないための法則のあれこれ。歌劇団の人なら誰もが目にする場所に貼られていたといいます。「ブス」は女…

【おわりの雪】=雪の日に静かにページを開く、生と死をめぐる大人のための寓話。

// Contents. ミュウという鳴き声 時間が消えそうな日 かけがえのないもの ミュウという鳴き声 鈍色の低い空を仰ぎ、舞い降りてくる雪の欠片を眺めていると、遠い記憶にたどり着きます。 ミルフィーユのように幾重にもなった記憶の皮膜を一つずつ剥がしてよ…

【ムーミン谷の冬】=やがて来る、子どもの自立に向かう覚悟。

// ムーミンがいちばん苦手なことは「ひとりぼっち」。やさしいパパやママ、仲間たちと一緒に、ムーミンはいつも冒険を楽しみます。フィンランドの国民的作家であり画家でもあるトーベ・ヤンソンが、私たちに伝えたかったこととは。 Contents. トロールの伝…

【自己肯定】=自分を認める、褒める言葉を文字にすることで、眠っていたエネルギーを引き出す。

// 私たちは、日常の大半をおびえながら生きています。きびしすぎる自己評価、気になって仕方のない他人からの評判、怖れ、悲しみ、焦り、不安――それらの気持ちは、自らの創造性をせき止めることにもつながりかねません。私たちの中に潜在する否定的な思いを…

【撮影Ⅱ】=少しの工夫でプロ並みの「建築写真」=ブルーアワー編=。

// 建築写真。いろんな撮り方があります。今回、おすすめしたい写真は、薄暮(トワイライト)タイムの住まいの表情。「マジックアワー」や「ブルーアワー」と呼ばれますが、青や藍がきれいなことから、ここでは「ブルアワー」とします。構図などは【撮影】の…

【小さな家のローラ】=家のかたち、暮らしの文化が違っても家族の本質って変わらないんだ。

// もう30年以上も前、土曜の夕方に欠かさず観ていたNHKテレビの「大草原の小さな家」。BSプレミアムで、再放送が始まりました。その原作「大きな森の小さな家」を安野光雅さんが絵本に描きおろした作品です。 Contents. 活字と絵で甦るインガルス一家 安野…

【オズの魔法使い】=ドロシーが帰りたかった「おうち」のある場所。

// 家は二、三度ぐるぐる回ってゆっくりと宙に昇ってゆきました。ドロシーは風船の中で昇っていっているような感じがしました――そして、ドロシーの旅が始まります。旅の終わりには、あまりにも有名なあのフレーズ。ドロシーが帰りたかったのは故郷や家、家族…

【撮影】=少しの工夫でプロ並みの「建築写真」。

// 新築やリフォームの完成時に、記録として写真に残しておきたいという人は少なくありません。ビルダーから撮影の依頼があった際、私は必ずビルダー用のデータとプリントとは別に、施主の記念用にとDVD1枚とフォトブックをセットで納品するようにしていま…

【林住期】=人生後半は「身軽さ」よりも「己(み)軽さ」。

// 家族をもって、家を建てて、お金を稼いで、気が付いたら、老年。果たして自分の人生は何だったのだろうと振り返る人も少なくありません。多くの情報、お金、人脈を得てもなお不自由で満たされないのはなぜなのかしら。 Contents. 中年から老年はあっとい…

【しない生活】=「もっと」をやめることで得られるしあわせ。

// もっとほしい。もっと生きたい。もっと前に。もっと大きく。人生は限界、締め切りだらけなのに、私たちはいつも「もっと」を望みます。何かを「しない」ことは罪悪なのでしょうか。人生にもいつか終わりが訪れます。その締め切りを意識すること、しないこ…

【建築家の名言】=Less is More――直線は人間のものであり、曲線は神のものである、に納得。

// このブログでは繰り返し、家や暮らしを、ビジュアルではなく「言葉」で考えることの大切さを述べてきました。特に、失敗の少ない家づくりのためには、どれだけ多くの「言葉」を自分の内側から拾い集めたかで決まるといっても言い過ぎではありません。私た…

【Home or House?】=インドの旅と日本の被災地で学んだ、住むこと、生きること、尽くすこと。

// 今年も日本の各地が深刻な災害に見舞われました。その都度、多くの人が家を失い、不自由な暮らしを余儀なくされています。そんなニュースを見るたびに思い出すのが、インドの旅と東日本大震災のあとの被災地での出来事。 災害のあとさきに私たちが失うも…

【家づくり】=たった「50」のメモで理想の家を建てる。

// キーワードをいくつ自分のものとして抽出し、保持できるか。どんな仕事でもそうですが、家づくりも例外ではありません。いくつもの言葉を持ち、その言葉からビジュアルを生成し、建築という三次元に立ち上げる。このプロセスが、家づくり成功の秘訣といえ…

【遺伝子/オキシトシン】=すぐに遺伝子がONになる、感謝と祈りの効能。

// いやなことがあると落ち込みます。いいことがあるとうれしい。よくても、悪くても、私たちは、その折々で置かれている状況だけを見つめて、揺れています。意地をはったり、嫉妬をしたり、恨んだり、怒ったり。分かっていても、やめられない。この問題、苦…

【ダイエット】=「生涯の運命はことごとく過食により起る」、という江戸時代の教え。

// 飽食の現代からさかのぼること数百年、数千年前から、過食の弊害が指摘されてきました。自分の健康だけではなく、異国の子どもたちの成長や海や大地、空までも美しく保つ【食】の影響、そしてその節制について。 Contents. 日本の主食はトウモロコシ? 大…

【マローンおばさん】=いつも、ここではない「どこか」を求める私たちの居場所。

// 私たちはいつも、ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じています。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、いったい、どれくらいいるでしょう。そんなときに、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれるのが「…

【相づち】=相手の気分を盛り上げる「あいうえお」「さしすせそ」「はひふへほ」言葉。

// 会話は人と人との間で成立します。プライベートでも仕事面でも、どうせ言葉を交わすのなら、相手にいい気分になってもらいたいもの。家庭からビジネス、恋愛まで、あらゆる場面ですぐに使えて、コミュニケーションを円滑にするには、きちんと相づちを使え…

【聴く】=相手を受け止め、相手とつながる。聞き上手には上下関係なし。

// 誰かと話をしたいという気持ちの根底には、自分の話を聴いてほしいという自分優先の願望が潜んでいます。しかし、わずか3分でも、相手から何のコメントもなく、自分の話を聴いてもらったという経験を持つ人はどれくらいいるでしょう。3分間、自分の意見…

【夜と霧】=「創造する喜び」を別の世界への通路として紡ぐこと。

// 読書の際、気になった文章は2Bの鉛筆で線を引きます。すごい話だ、上手な表現だなあと思った部分が多いときには、ページの端を折ります。ですから、書棚にある本は全てボロ雑巾みたいになってしまいます。読み終えると、線を引いたり、端を折ったページ…

【ぼくを探しに】=その自分を赦して。人と比べちゃだめだからね。

// 仕事がうまくいかいのは、自分のせい。彼女に嫌われたのは、自分のせい。もっと仕事ができたなら。もっとお金があったなら。私たちはついつい、欠けたものばかりを見つめてしまいます。でも、ほんの少し違う角度から自分を眺めてみると、素敵な自分を発見…

【ねずみ女房】=何かが足りない日常のなかで「星」を見つけるということ。

// ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知ります。私たちが大人になっていく…

【ゲド戦記】=私の「影」に隠れた、私の真実を見つける旅。

// 影はしばしば、私たちが願う方向とは逆に作用し、自我との対決を迫ります。その対決は、生死をかけた過酷な戦いとなることもありますが、それが導きとなり得ることは少なくありません。影のないところに光はなく、光のあるところには必ず影があります。そ…