Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

住まいと性能

耐久性・温熱性能からZEHに至る【住宅性能】について。

【断熱・気密】=ストレスから身を守り、一生涯の家計まで直結する「住宅性能」。

// クルマを購入する際には、燃費など性能=スペックを確認して、購入します。しかし、人生でいちばん高い買物といわれる住宅建築の際、燃費や耐震性、耐久性、耐火性などのスペックを確認して建築に臨む人は多くありません。残念ながら、日本の住宅の品質は…

【住まいと換気】=なりゆき任せで吸っている空気が健康によくない理由。

新型コロナで、改めて注目されたのが「換気」。もともと、日本の家は空気が自由に出入りするスカスカが特徴でしたが、この四半世紀でようやく「換気」という概念が注目されてきました。常時スカスカではなく、スカスカにしたいときとしたくないときを分ける…

【快適冷房】=「輻射熱」の仕組みを理解して初めて分かる体感温度と電気代との関係。

// 春の訪れとともに、すでに初夏の気配。冷房の季節ももう目の前でえす。一口に冷暖房といっても、心地よさは、空気が冷えたり暖まることで得られるわけではなく、実は輻射熱が大きく関係しています。猛暑の日、どんなに冷房を効かせても、断熱、蓄熱の性能…

【採暖と暖房】=全館・連続(冷)暖房の家が普及しない理由と「床暖房」についての素朴な疑問。

// 日本の住宅寿命は30年前後。欧米諸国の数分の1しかない短命な住宅のためにローンを組み、世代を超え、ほぼ全ての国民が住宅ローン完済のためにと働き続けます。「100年住宅」という言葉を耳にしますが、実現まではまだまだ遠い道のり。一向に高まらない…

【開口部(サッシ+ガラス)】=窓の性能を高めることで、劇的に向上する快適さ。

// 窓は通風や眺望の役目もありますが、外からの熱を入れない、室内の熱を逃がさないなど、断熱も大切な役割です。窓から逃げる熱は冬期で屋内の約48%。言い換えると、窓の性能を上げるだけで、劇的な暖房エネルギー削減ができるといえそうです。 Contents.…

【屋根】=軒先にツララができるのは、天井から熱が逃げっぱなしの証拠。

// 日本でいちばん寒いところで、暮らしたことがあります。寒いのは苦手ですが、冬という季節は大好き。雪景色もきれいですが、晴れた日、家々の軒先にズラリと並んだツララは、お日様の光を湛え、まるで水晶のように輝いて見えます。子どもたちの玩具として…

【暖房】=体感温度は温度計の温度ではなく「輻射熱」を目安にする。

// 空気の温度と体感温度は全く違います。聞いたことはあるのですが、実際、ほとんどの人はこのことを理解していません。理解していないからこそ、無駄な暖房、冷房エネルギーを消費し続け、高い光熱費を支払いながら、不快な環境で暮らし続けているのです。…

【温度と健康】=ほんの少しの室温アップで、カビや結露、冷え性を改善する。

// 身体が冷えると、風邪をひいたり、体調がすぐれない日も増えていくのが憂鬱なところ。外で冷え切った身体を暖めてくれるはずの住まいが、寒さや結露まみれでは、健康にいいはずはありません。暖かさと健康との関係について。 Contents. 「暖房」を知らな…

【ヒートショック】=交通事故死より怖い現場は「家」にあった。

// あたたかな家に帰ると、身体の芯からほっとします。エアコン、薪ストーブ、ヒートポンプ温水パネル。暖房手法や熱源はさまざまですが、暖房の基本は、暖めることではなく「寒さを取り除くこと」であることをご存じでしたか。屋内の温度差を解消するのが基…

【自然素材・伝統工法】=人にも地球にもやさしい家って何だろう。

// 外断熱と内断熱。どちらが優れているか。かつて、こういう議論がありました。正確にいうと、住宅建築の場合、外断熱、内断熱という言葉は使いません。マンションやビルなどコンクリートの建物に使用されるのが一般的で、住宅の場合は外張り断熱・充填断熱…

【扇風機】=今日からすぐに実践できる、冷房コスト削減対策。

// 猛暑が続く夏。わが家ではエアコンを稼働させつつ、古い扇風機を使って、光熱費削減にトライしています。一日中つけていても、電気代は数十円。設置する位置や風の角度で、お部屋の涼しさが変わります。 Contents. 冷暖房と給湯で6割の消費 真冬でも大活…

【軒・庇】=日本人の知恵が詰まった「パッシブデザイン」の原点。

// 日本の伝統家屋では、その土地の日射、通風などを考慮し、軒や庇を設けることで四季折々の温度調節を図っていた。 住宅の洋風化・欧米化に伴い、軒や庇のない住宅建築を頻繁に見かけるようになりました。雨の少ない欧米の気候風土では納得もできますが、…

【災害と住宅】=「オール電化」は「災害時に脆弱」とは限らない。

// 地震や台風などの災害時、停電が長引くたびに必ず流れるのが「オール電化住宅は災害に弱い」というニュース。停電になったら、調理もできない、冷暖房もストップ、給湯も使えない――というのが理由なのでしょうが、現実には、停電になったら、灯油のファン…

【断熱性能】=外断熱、内(充填)断熱、それぞれの長短。

// 断熱というと、日本ではまだ馴染みが薄く、関心も低いまま。国が示す住宅の断熱指標も、先進国のなかでは最低レベルのまま現在に至っています。断熱性能を上げることで夏はより涼しく、冬はより暖かくなるのはもちろん、割安な光熱費で健康的な室内環境を…

【冷房・暖房】=高額な設備機器より、まずは建物の断熱性能を確保する。

// 日本の家庭内で消費されるエネルギー消費は上昇の一途をたどり、上昇率は国際的にも突出しています。冷暖房や給湯に関わるエネルギーは、さほど増加しているわけではないのに、家電製品や照明などのエネルギーが一向に減少する気配を見せていないのです。…

【微気候】=庭から屋内に「涼」を導く「パッシブデザイン」。

// 気候には、大・中・小、そして微気候があります。微気候というと難しく聞こえますが、わかりやすくいうと、庭や樹木、植物などがある地面近くで発生する気候のこと。私たちのごく身近にある小さいけれども確かな気象でもあり、これを利用すると自然で心地…

【室内気候】=家は「第三の皮膚」。四季を通じて健康的な温湿度を保つために。

// 家にも衣服にも気候があります。暑い季節は涼しく、冬は少しでも暖かく。住まいは人を守る皮膚であり、衣服であり、シェルター=器としても、多くの機能を求められます。いわば第3の皮膚。寒さから人を守り、健康にダメージを与えない暖かさがほしくなる…

【省エネ冷房】=電気代を安くする、エアコン連続運転と住宅性能の関係。

// 暑い夏は、まずエアコン。しかし、帰宅してすぐにスイッチを入れても、なぜか涼しくならないのはなぜなのか。24時間、省エネでえ涼しさを得る基本は、まず日射を室内に入れないこと、そして躯体の断熱性の向上、そしてエアコンの連続運転なのです。 Conte…

【坪単価】=日本独自の建築コストの迷宮。

// 住宅の広さが延床面積=㎡で示されてもなお、私たちは「坪単価」を建築コストの目安にしてしまいます。しかし、ビルダーや設計者によって、どこからどこまでが標準仕様で、何がオプションなのか、明確な判断基準はありません。「坪単価80万円」を目安にし…

【リフォーム】=投資した費用を無駄にしない、性能改修という選択肢。

// 新築が伸び悩み、リフォームやリノベーションが急増しています。しかし、新築に比べコストが割安という理由だけで、見た目優先の改修をしてしまうと、家や人の健康に影響する事態も起きかねません。リフォームは、壁や基礎までチェックする絶好の機会。合…

【通風・換気】=心地よい風が抜ける「家」と風通しのいい「人間関係」。

// どんなに空調設備や換気システムが進化しても、窓を開けたときに感じる自然の風の心地よさにはかないません。高断熱・高気密住宅がスタンダードになっても、四季折々の風が感じられる家が素敵です。家を抜ける風、注目のパッシブ換気、風通しのいい人と人…

【省エネと熱収支】=「得られる熱」と「出ていく熱」を計算する、当たり前のこと。

// 収支計算は住まいのエネルギーにも応用できます。季節によって、必要な熱と不要な熱を理解すると、エネルギー消費は効率よくなり、快適さも維持できます。計算の苦手な方もおつきあいください。少しの発想の展開で大幅な節約、光熱費の削減もできるのです…

【窓】=南側の窓より「北側採光」に注目。

// 日本の家づくりは、古くから日射や通風など、自然界の Contents. 窓から熱を得るのは昼間だけ 窓を壁にすると大地震では? 掃き出し窓でゴミは掃けない 日射をコントロールする方法 住宅性能は窓の性能で決まる 終日安定した光は北側にある トップライト…

【リフォーム】=病気や家庭内事故から身を守る「予防的改修」の考え方。

// リフォームといえば、畳や襖の交換から、古くなった設備の更新、増改築まで工事内容はさまざま。英語圏では「reform」を建築用語として使用することはなくrenovationやremodelが多く使われます。欧米と比べ、日本の住宅の寿命が極端に短いのはご存じのと…

【空気環境】=1日20キロ体内に取り込む空気について、もっと知っておきたいこと。

// 衣食住のなかでも、日々の「食」と健康との関わりは密接です。1日に2キロ前後も体内に入るのですから、水にも食糧にも健康的な素材は欠かせません。しかし、1日に20キロも体内に取り込まれるものがあります。空気です。空気の質によってはシックハウス…

【住宅性能】=目には見えない「居心地」を支えるもの──UA値とかC値について。

// 地球温暖化危機が叫ばれ、改めて、世界中がCO2削減を加速させる機運が高まっています。しかし、日本の家庭分野でのエネルギー消費は増加の一途。懸案だった改正省エネ法の義務化も見送られ、世界中から冷たい視線が注がれているのは周知の通りです。クル…

【色彩と心理】=塗装屋さんが教えてくれた「色」にまつわる心の動きと「ありがたい」話。

// 色には温度もあり、重さもあり、心理的に与える効果も数多くあります。お世話になった塗装屋さんからうかがった色の「講義」は、いまも大事な宝物です。中学を出てから70年近くにわたり、黙々と現場から学び続けた職人さんの、珠玉の言葉とその生き方。 C…

【家庭内事故】=新型コロナの裏側で、少しも減らない「家」での死亡リスク。

// 世界中がウイルスによる危機に直面したまま。医療の現場は崩壊寸前といわれますが、崩壊の原因はウイルスだけにあるのではありません。以前から改善されず放置されてきた潜在的なリスクに、新たなリスクが上乗せされたリスクの怖さ。 Contents. 大浴場で…

【ほんとうのバリア】=家づくり。最期の時間を支えるための、譲れない条件。

// バリアフリーという言葉があります。屋内外の障がいとなるもの(バリア)を取り除き、安心して暮らせる設計というような意味です。段差の解消や手すりの設置が代表的ですが、それらよりも優先したいのが夏の酷暑や冬の寒さ(温熱環境)、居室や出入り口の…

【失敗しないリフォーム】=大半は見える場所だけの「化粧直し工事」。壁・床下・天井裏…「見えない」部分に目を向ける。

// 新築でもリフォームでも、完成後に見えなくなって隠れてしまう部分、つまり、壁のなかや床下、天井裏などの施工も大事です。目に見える部分だけをきれいにしても、じわじわと内側から結露やカビが出てきて、やがて構造材を腐朽させてしまいます。温度、湿…