Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

住まいと性能

耐久性・温熱性能からZEHに至る【住宅性能】について。

【快適&冷房】=「輻射熱」の仕組みを理解して初めて分かる、住宅性能と体感温度と電気代との関係。

// 心地よい冷暖房は、空気が冷えたり暖まることで得られるわけではなく、実は輻射熱が大きく関係しています。猛暑の日、どんなに冷房を効かせても、断熱、蓄熱の性能によっては、エアコンを止めても、昼間の熱が輻射熱となって夜間に吐き出されます。私たち…

【開口部】=窓(サッシ+ガラス)の性能を高めることで劇的に向上する省エネ効果。

// 窓は通風や眺望の役目もありますが、外からの熱を入れない、室内の熱を逃がさないなど、断熱も大切な役割です。窓から逃げる熱は冬期で屋内の約48%。言い換えると、窓の性能を上げるだけで、劇的な暖房エネルギー削減ができるといえそうです。 Contents.…

【軒・庇】=パッシブデザインの原点。四季折々の日差しをコントロールし、雨風から外壁を守るなど、日本人の知恵が詰まった部位の絶大効果。

// 日本の伝統家屋では、その土地の日射、通風などを考慮し、軒や庇を設けることで四季折々の温度調節を図っていた。 住宅の洋風化・欧米化に伴い、軒や庇のない住宅建築を頻繁に見かけるようになりました。雨の少ない欧米の気候風土では納得もできますが、…

【伝統工法】=昔ながらの工法や自然素材の家が、人や地球にやさしい家とは限らない。

// 外断熱と内断熱。どちらが優れているか。かつて、こういう議論がありました。正確にいうと、住宅建築の場合、外断熱、内断熱という言葉は使いません。マンションやビルなどコンクリートの建物に使用されるのが一般的で、住宅の場合は外張り断熱・充填断熱…

【微気候】=庭から家の中まで「涼」を導く、究極の「パッシブデザイン」。

// 気候には、大・中・小、そして微気候があります。微気候というと難しく聞こえますが、わかりやすくいうと、庭や樹木、植物などがある地面近くで発生する気候のこと。私たちのごく身近にある小さいけれども確かな気象でもあり、これを利用すると自然で心地…

【室内気候】=家は「第三の皮膚」。四季を通じて健康的な温湿度を保つために、覚えておきたいこと。

// 家にも衣服にも気候があります。暑い季節は涼しく、冬は少しでも暖かく。住まいは人を守る皮膚であり、衣服であり、シェルター=器としても、多くの機能を求められます。いわば第3の皮膚。寒さから人を守り、健康にダメージを与えない暖かさがほしくなる…

【ヒートショック】=交通事故死より高い死亡要因は「家庭内」にあった。

// あたたかな家に帰ると、身体の芯からほっとします。エアコン、薪ストーブ、ヒートポンプ温水パネル。暖房手法や熱源はさまざまですが、暖房の基本は、暖めることではなく「寒さを取り除くこと」であることをご存じでしたか。屋内の温度差を解消するのが基…

【採暖と暖房】=日本にはなぜ、全館・連続(冷)暖房の家が普及しないのか。そして「床暖房」についての素朴な疑問と持論。

// 日本の住宅寿命は30年前後。欧米諸国の数分の1しかない短命な住宅のためにローンを組み、世代を超え、ほぼ全ての国民が住宅ローン完済に働き続けます。「100年住宅」という言葉を耳にしますが、実現まではまだまだ遠い道のり。また「100年」には憧れても…

【扇風機】=今日からすぐに実践できる、暖房・冷房コスト削減のための超アナログ対策。

// いよいよ本格的な夏。エアコンをフル稼働させる前に、どこの家にでもある古い扇風機を使って、光熱費削減にトライしてみませんか。一日中つけていても、電気代は10円ちょっと。設置する位置や風の角度で、そのまま使っても、エアコンとの併用でも、お部屋…

【坪単価】=日本独自の建築コストの迷宮。「坪単価」で判断して得をすることは何もない、という真実。

// 住宅の広さが延床面積=㎡で示されてもなお、私たちは「坪単価」を建築コストの目安にしてしまいます。しかし、ビルダーや設計者によって、どこからどこまでが標準仕様で、何がオプションなのか、明確な判断基準はありません。「坪単価80万円」を目安にし…

【電化住宅】=「オール電化住宅」は災害時でも脆弱とは限らない、という結論。

// 地震などの災害時、停電が長引くたびに必ず流れるのが「オール電化住宅は災害に弱い」というニュース。停電になったら、調理もできないし、冷暖房もストップ、給湯も使えないから不便――という理由なのでしょうが、現実には、停電になったら、灯油のファン…

【屋根】=軒先にツララがたくさんできるのは、天井から熱が逃げっぱなしの証拠。

// 日本でいちばん寒いところで、暮らしたことがあります。寒いのは苦手ですが、冬という季節は大好き。雪景色もきれいですが、晴れた日、家々の軒先にズラリと並んだツララは、お日様の光を湛え、まるで水晶のように輝いて見えます。子どもたちの玩具として…

【断熱と省エネ】=外断熱、内(充填)断熱、それぞれの長短。家にも「燃費」があることについても。

// 断熱というと、日本ではまだ馴染みが薄く、関心も低いまま。国が示す住宅の断熱指標も、先進国のなかでは最低レベルのまま現在に至っています。断熱性能を上げることで夏はより涼しく、冬はより暖かくなるのはもちろん、割安な光熱費で健康的な室内環境を…

【家づくりと暖房】=体感温度は温度計の温度ではなく「輻射熱」を目安にしなければならない、という真実。

// 空気の温度と体感温度は全く違います。聞いたことはあるのですが、実際、ほとんどの人はこのことを理解していません。理解していないからこそ、無駄な暖房、冷房エネルギーを消費し続け、高い光熱費を支払いながら、不快な環境で暮らし続けているのです。…

【温度】=結露がなく、冷え性を解消する住まいは、ほんの少しの温度アップがカギ。

// 身体が冷えると、風邪をひいたり、体調がすぐれない日も増えていくのが憂鬱なところ。外で冷え切った身体を暖めてくれるはずの住まいが、寒さや結露まみれでは、健康にいいはずはありません。暖かさと健康との関係について。 Contents. 「暖房」を知らな…

【暖房】=断熱性能が低い建物に、高額な設備機器を導入しても意味がない。

// 日本の家庭内で消費されるエネルギー消費は上昇の一途をたどり、上昇率は国際的にも突出しています。暖房や給湯に関わるエネルギーは、さほど増加しているわけではないのに、家電製品や照明などのエネルギーが一向に減少する気配を見せていないのです。家…

【熱収支】=省エネ住宅の基本は「入ってくる熱」と「出ていく熱」を計算すること。

// 収支計算は住まいのエネルギーにも応用できます。季節によって、必要な熱と不要な熱を理解すると、エネルギー消費は効率よくなり、快適さも維持できます。計算の苦手な方もおつきあいください。少しの発想の展開で大幅な節約、光熱費の削減もできるのです…

【エアコンと暖房】=住宅性能+APF(エネルギー効率)=を理解する。

// by CASA SCHWANCK かつて、エアコンといえば「冷房」のイメージが強く、特に北国では「暖房」に使うことが難しい時代がありました。しかし、設備の性能と同時に、断熱などの住宅性能の進化に伴い、エアコンは四季を通じて使用できる設備として、日本の暮…

【リフォーム・改修】=投資した費用が全て無駄になってしまう、怖いリフォームの話。

// 新築が伸び悩み、リフォームやリノベーションが急増しています。しかし、新築に比べコストが割安という理由だけで、見た目優先の改修をしてしまうと、家や人の健康に影響する事態も起きかねません。リフォームは、壁や基礎までチェックする絶好の機会。合…

【窓】=南側の窓より「北側採光」に注目。

// 日本の家づくりでは、古くから日射や通風など、自然エネルギーを巧みに利用してきました。しかし、住宅性能の向上とともに、ときには日射を遮断し、気密を得ることも重要です。なかでも、南面の開口部を大きくとることで生じる新たな問題が注目されつつあ…

【換気と空気の質】=1日20キロも体内に取り込む空気について、もっと知っておきたいこと。

// 衣食住のなかでも、日々の「食」と健康との関わりは密接です。1日に2キロ前後も体内に入るのですから、水にも食糧にも健康的な素材は欠かせません。しかし、1日に20キロも体内に取り込まれるものがあります。空気です。空気の質によってはシックハウス…

【色彩と心理】=ペンキ屋さんが教えてくれた「色」にまつわる心の動きと「ありがたい」話。

// 色には温度もあり、重さもあり、心理的に与える効果も数多くあります。お世話になったペンキ屋さんからうかがった色の「講義」は、いまも大事な宝物です。中学を出てから70年近くにわたり、黙々と現場から学び続けた職人さんの、珠玉の言葉とその生き方。…

【リフォーム】=病気や家庭内事故を予防する視点から──という損得勘定。

// リフォームといえば、畳や襖の交換から、古くなった設備の更新、増改築まで工事内容はさまざま。英語圏では「reform」を建築用語として使用することはなくrenovationやremodelが多く使われます。欧米と比べ、日本の住宅の寿命が極端に短いのはご存じのと…

【住宅性能】=UA値とかC値のことを学ばずして、家づくりを始めてはいけません。冷暖房効果を劇的にアップさせるための基本の基本。

// 地球温暖化危機が叫ばれ、改めて、世界中がエネルギーとCO2削減を見直す機運が高まっています。しかし、日本の家庭分野でのエネルギー消費は増加の一途。懸案だった改正省エネ法の義務化も見送られ、世界中から冷たい視線が注がれているのは周知の通りで…

【家庭内事故】=新型コロナが注目される裏側で、少しも減らない家での死亡リスク。

// 世界中が未知なるウイルスによる危機に直面しています。医療の現場は崩壊寸前といわれますが、崩壊の原因はウイルスだけにあるのではありません。以前から改善されず放置されてきた潜在的なリスクに、新たなリスクが上乗せされたリスクが怖いのです。 Con…

【省エネ・冷房】=電気代を限りなく安く爽やかな空間を実現する、エアコン連続運転と住宅性能との濃密な関係。

// 暑い夏は、まずエアコン。しかし、帰宅してすぐにスイッチを入れても、なぜか涼しくならないのはなぜなのか。24時間、省エネでえ涼しさを得る基本は、まず日射を室内に入れないこと、そして躯体の断熱性の向上、そしてエアコンの連続運転なのです。 Conte…

【バリア】=介護が必要になってもなお、家族を支える家。そこで最期の時間を過ごせる家──を考えることこそが究極の家づくりだと思う。

// バリアフリーという言葉があります。屋内外の障がいとなるもの(バリア)を取り除き、安心して暮らせる設計というような意味です。段差の解消や手すりの設置が代表的ですが、それらよりも優先したいのが夏の酷暑や冬の寒さ(温熱環境)、居室や出入り口の…

【リフォーム】=壁内・床下・天井裏…「見えない」部分こそ、真っ先に点検しなければならない理由。

// 新築でもリフォームでも、完成後に見えなくなって隠れてしまう部分、つまり、壁のなかや床下、天井裏などの施工も大事です。目に見える部分だけをきれいにしても、じわじわと内側から結露やカビが出てきて、やがて構造材を腐朽させてしまいます。温度、湿…

【通風】=心地よい風が抜ける「家」と風通しのいい「人間関係」の共通点。

// どんなに空調設備や換気システムが進化しても、窓を開けたときに感じる自然の風の心地よさにはかないません。高断熱・高気密住宅がスタンダードになっても、四季折々の風が感じられる家が素敵です。家を抜ける風、注目のパッシブ換気、風通しのいい人と人…

【災害と住宅】=大地震でも生き延びられる、住宅性能と対策を学ぶ。

// 世界でも有数の地震国・日本。地震を予知することは依然難しく、思いもよらない地方で大きな地震が頻発しています。どこに住んでも、地震が起きることを前提にすれば、可能な限りの備えが家族を守ることにつながります。どんなことを、どう備えればよいの…