Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

住まいと家族

住まいが「うち」になるための家族の暮らしのあれこれ。

【終活】=空間の片隅に「看取り」を潜ませておくと、日常に輝きが増してくる。

// 多くの人が最期の時間を「家で過ごしたい」と願います。しかし、日本ではまだ、終の棲家であるはずの家が夏は暑く、冬は寒い、介護には適さない環境であることが少なくありません。建て替えやリフォームのとき、ほんの少しでも「介護」や「看取り」のキー…

【至福の時間】=デンマークの「Hygge=ヒュッゲ」と日本の「だらだら」「ぼんやり」は案外、似ている。

// 家のこと、あるいは特定の場所や人との関係について、私たちは「居場所」を求めようとします。ときには「居場所」が見つからず、世界をさまよい続けるほど、それがないと、生きていくのが困難なこともあるのです。しかし、居場所はもとから「ある」もので…

【長寿と料理】=週5回以上料理をする人は、10年後、そうでない人より長生きするという説。

// 家事だと思うと面倒ですが、料理は本来、楽しいもの。おいしいものを食べて、誰かに喜んでもらって、健康にもなれる。料理をすることで長寿になる、という報告について。 Contents. 楽しい料理と割り切る 週に3~5回で「長寿」 趣味の料理だっていい 楽…

【居場所】=帰りたい場所、帰るべき場所…幸せな「おうち」の記憶。

// 帰りたい。ふと、そんなことを想う瞬間があります。では、どこに? 私たちの帰属すべき場所や時間が、私たち自身の内側の知らないところに、刻まれているのかもしれません。家の性能やデザインも大事なことですが、私たちがほんとうに大事にすべき居場所…

【縁側】=外でも内でもない、あまりに日本的過ぎる「緩衝地帯」を家づくりに応用する。

// 誰かとつながりたい。社会とともに歩む。環境を大事に。けれど、誰ともつながりたくないことを体現した家のつくりがいま、主流です。ここ数十年で生まれた日本人特有のプライバシーの概念が、社会と家族、家の機能までも大きく変革しようとしています。 C…

【子どもと悪】=盗みたかったのは、お父さんやお母さんの愛情だったかもしれない。

// 子どもたちはいつも揺れています、まるで、大人たちの揺れをそのまま受け止めるかのように。そんな子どもたちに「悪」が芽生えたとき、真っ先に見つめなくてはならないのは、私たち大人の内面かもしれません。 Contents. 悪意のない盗み 無言のやさしさ …

【中年クライシス】=人生を、問い直さずにはいられなくなる危機。魂を掘り下げることで発見できた、大事なこと。

// 家づくりを経て、子育てが終わった頃、足元に忍び寄る中年期ならではの不安や葛藤=クライシス。それと闘うこともいいのでしょうが、足元に課題解決のヒントがあるかもしれません。 Contents. 中年期の葛藤とは 熟年夫婦の大問題 生きてちゃだめ? 後退で…

【ハレとケ】=日常と非日常、折々の節目を大事にすることで紡がれる、家と家族の物語。

// かつて日本の家は、冠婚葬祭に代表される家族の儀式の舞台でもありました。その舞台は、時代とともに屋外に移りつつあるか消えつつあるのが現状ですが、儀式の痕跡は家のなかに残っています。日常と非日常とを区別し、折々の節目でつくられてきた家と家族…

【音】=家と家族の記憶に刻まれる、懐かしい音の物語。

// 風景にデジャビュ=既視感を感じることがあるように、ある音から、突然、遠い記憶が呼び覚まされることがあります。しかし、現代の家のなかで響く音は機械音が増え、人が手間をかけてつくる「音」が少なくなってきました。 Contents. 目を覚ましてくれる…

【個室と孤室】=部屋ごとに仕切るより、ちょっとした「縄張り」をつくるだけで居場所ができる。

// 新築を計画するとき、家族一人ひとりが真っ先に考えるのが、自分の居場所。しかし、私たちは居場所を間仕切りされた個室空間と考えがちですが、個室ばかり並んでは、予算はいくらあっても足りません。私たちがほんとうにほしいのは、個室なのか、家族とい…

【寿命】=両親とあとどのくらいの時間を一緒に過ごせるか、を考えると寂しくなりませんか。

// いつまでもあると思うな親と金。分かっているつもりです。しかし、親の命にも私たちの人生にも限りがあります。限界から人生を眺めてみると、私たちのいま、明日は、どんなふうに見えてくるのでしょう。 Contents. 親の命は永遠ではない事実 いろんな視点…

【実家の整理】=「捨てたくないモノ」を選ぶことからコツコツと。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

【家族関係】=親鸞の「有縁を度すべきなり」すなわち「自らに目覚めよ」という意味。

// 人を変えようと思っても自分がつらいだけ。家族に関しても同じことがいえそうです。人との関係改善の最大のコツは、まず、自分が変わること。他者は変えられませんが、自分だったら、いま、ここで、すぐに、変わることができます。気が付くと、家族との関…

【在宅介護・看取り】=住み慣れた我が家で見守られ、旅立つための設計プラン。

// 在宅介護の先に見えてくる、老いと死。国はすでに「在宅看取り」の定着に大きく舵を切っています。家族に迷惑をかけたくないからという理由で病院を選択しても、それができない時代がやってくるのです。介護も看取りも住み慣れた我が家でできるのが理想。…

【子育て・子ども部屋】=建築的な「壁」ではなく、見えない「壁」を設計する難しさ。

// 親子の間は「信用」ではなく「信頼」で結ばれます。諍いがあっても、裏切りがあっても、取引はできないのです。「信頼」から考えていくと、親子の絆、子ども部屋の原型までも、うっすらと見えてきます。親にとって大切な「見えない壁」についても考えます…

【子ども部屋】=子どもが独立したあとも部屋が物置化しない「可変」という発想。

// 子どもたちのためにと夢を抱いて建てたはずの家も、子どもが大きくなるのはあっという間。巣立ったあと、使われなくなった「子ども部屋」はすぐに物置化し、夫婦はそれぞれの生活リズムを持つことで、新築当初とは全く違った機能が住まいに求められます。…

【信用と信頼】=尊重より尊敬、干渉より協力、同情より共感。

// 「信用」の陰には、取引があります。不信感が少しでも見え隠れすると、私たちは本気でその人と付き合うことはできません。「信頼」は、相手に対して白紙の小切手を切ること。家族や友人をどこまで信頼できるかどうかで、人間関係の深さは大きく変わります…

【二世帯住宅】=世代間のいざこざ、互いのストレスを解消する、視覚、臭覚、騒音対策。

// 土地や建築費の高騰、世帯収入の伸び悩みなどで、改めて二世帯住宅が注目されています。しかし、気心の知れた親子の間とはいえ、複数の世代、世帯が一つ屋根の下に暮らすには、多くの困難が待ち受けているのも現実。規格住宅は少なくありませんが、プラン…

【家事】=手間をかける、こころを使うことでしか得られないこと。それは広がりではなく「深さ」かもしれない。

手間がかかる、手間を要する、手間取る――などには、想定した以上に時間や工数がかかるなどの意味があります。もっと短時間で済ませたいのに、ああ面倒くさい、ということ? しかし、簡単にはできないからこそ、奇跡に巡り会えることもありそうです。 // Cont…

【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えることの大切さ。

// 地震、水害など、大規模な災害が起きるたび、自分には何ができるだろうかと考えてしまいます。しかし、ボランティア、募金など、すぐに行動を起こせる人ばかりとも限りません。せめて、いちばんの弱者ともいえる子どもたちにできることを考えてみました。…

【認知症】=在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで、母の軌跡。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが5年前のこと。…

【縁側とご縁】=「幸も不幸も喜びも  悲しみさえも丁度よい」という仏様のことばに納得する。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱…

【予算の編集】=家づくりを成功させたかったら、間取り図で考えるのはやめる。予算を削って「家」をめぐる旅をする。

// 漢字もひらがな、カタカナも、もとはといえば縦書きで記されることを前提にデザインされた文字です。しかし、このブログがそうであるように、いまや日本人の誰もが横書きでメッセージを表わしている時代。日本語、編集の原点を辿ると、家づくりにも意外な…

【エンディングデザイン】=お経なし・戒名なし・墓なし――で決めた理由。

// いろんな生き方があるのと同じで、自分のエンディングをどうデザインするかも大切な課題。簡素でも心のこもったおくられ方もありますし、埋葬のバリエーションも増えているようです。 Contents. こんな葬儀はいやだから 直葬が急増している理由 死を受け…

【仏壇】=新しい時代の、新しい家での、新しい仏壇の考え方。

// 仕事で新築の家におじゃましますと、仏壇のない家、仏壇の代わりに簡単な祭壇を設けた家が増えていることに気づきます。核家族化、少子高齢化、狭小な家が増えている影響ともいえますが、私たちの家づくり、先人たちへの思いは、どんなふうに変わっていく…

【子どもの自立】=もっと甘えていいんだよ。思う存分の依存を経ずして、子どもは親から巣立つことなんかできない。

// 子育ての最中、甘えや依存というと、あまり聞こえがよくないように思われがちです。自立というと、ちょっとカッコがつく気がするかもしれません。しかし、子どもにとっては「おなかいっぱい」というほどの依存が必要な時期があります。そんな自立と依存を…

【エンディングデザイン】=終末期、どこで、どう生き、看取られるかについての計画。

// 誰もが老いて、やがて死を迎えます。その過程に医療ががり、介護があり、それぞれに在宅、施設・病院など最期の「場」があります。終末期、その先に見えてくる「死」をどう捉え、迎え、受け入れていくか。場はどこか。そこには、本人と家族の意志、覚悟が…