Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

住まいと家族

住まいが「うち」になるための家族の日々の暮らし。

住み慣れた我が家で介護されたい、看取られたい――その願いを阻むもの。

// 在宅介護の先に見えてくる、老いと死。国はすでに「在宅看取り」の定着に大きく舵を切っています。家族に迷惑をかけたくないからという理由で病院を選択しても、それができない時代がやってくるのです。介護も看取りも住み慣れた我が家でできるのが理想。…

少しの背伸びをするだけで手が届きそうな「居場所」を求めたアンネの小さな願い。

// アンネという言葉を目にしたり、耳にするだけで、胸が苦しくなり、少しだけ暖かくなります。極限ともいえる恐怖のなかにあってもなお、日記を綴り、言葉の中に、夢を描き続けた少女。彼女のことを思い起こすたび、人間の持つ可能性と、恐ろしさを同時に感…

しかたがないよ。これで丁度よい、丁度よい――の心と言葉が引き寄せる「ご縁」の話。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱…

終末期をどう生きるか――延命と死について家族との約束、それぞれの願い。

// 誰もが老いて、やがて死を迎えます。その過程に医療ががり、介護があり、それぞれに在宅、施設・病院など最期の「場」があります。終末期、その先に見えてくる「死」をどう捉え、迎え、受け入れていくか。場はどこか。そこには、本人と家族の意志、覚悟が…

子どもは「おなかいっぱい」の依存を経ないと「自立」は難しいかもしれない。

// 子育ての最中、甘えや依存というと、あまり聞こえがよくないように思われがちです。自立というと、ちょっとカッコがつく気がするかもしれません。しかし、子どもにとっては「おなかいっぱい」というほどの依存が必要な時期があります。そんな自立と依存を…

消えてなくなるものって、みんな懐かしい感じがする=【家で看取る】という価値について。

// 多くの人が最期の時間を「家で過ごしたい」と願います。しかし、日本ではまだ、終の棲家であるはずの家が夏は暑く、冬は寒い、介護には適さない環境であることが少なくありません。建て替えやリフォームのとき、ほんの少しでも「介護」や「看取り」のキー…

帰りたい場所が「家」ではなく「うち」であるということ。

どこかに帰りたい。ふと、そんなことを想う瞬間があります。私たちの帰属すべき場所や時間が、私たち自身の内側の知らないところに、刻まれているに違いありません。家の性能も大事なことですが、私たちがほんとうに大事にすべき場所と時間を考えます。 Cont…

お経なし・戒名なし・合同埋葬か樹木葬で決めたエンディング=「おくられ方」。

// いろんな生き方があるのと同じで、自分のエンディングをどうデザインするかも大切な課題。簡素でも心のこもったおくられ方もありますし、埋葬のバリエーションも増えているようです。 Contents. こんな葬儀はいやだから 直葬が急増している理由 死を受け…

「過去を夢見る」ことを断ち切られた老人たち、その魂のゆくえ。

高齢の家族の反対を押し切って実現したはずの新築やリフォーム。完成後間もなく、家を新しくすることに反対していた祖父美や両親が健康を損なったり、最悪の場合、亡くなってしまうことがあります。長年そこに住んできた人にとって、家やそこでの家族の記憶…

人の弱さを自分の弱さと重ね、人として目覚める手段としての【川柳】について。

// 中学生の頃から詩が好きになり、高校に入ってからは小説、大学からはノンフィクションに夢中になりました。子どもの頃から活字は好きでしたが、俳句や短歌、川柳といったものには縁がなく、それらはお年寄りの趣味の世界のように思ってきたのです。しかし…

子どもたちが巣立ったあとも無駄にならない【子ども部屋】をどのように計画しておくべきか。

// 子どもたちのためにと夢を抱いて建てたはずの家も、子どもが大きくなるのはあっという間。巣立ったあと、使われなくなった「子ども部屋」はすぐに物置化し、夫婦はそれぞれの生活リズムを持つことで、新築当初とは全く違った機能が住まいに求められます。…

家族にも立ち入られたくない、自分だけの「居場所」と「縄張り」を具現する家づくり。

// 新築を計画するとき、家族一人ひとりが真っ先に考えるのが、自分の居場所。しかし、私たちは居場所を間仕切りされた個室空間と考えがちですが、個室ばかり並んでは、予算はいくらあっても足りません。私たちがほんとうにほしいのは、個室なのか、家族とい…

五感を駆使したシミュレーション&プランで【二世帯住宅】のトラブルを回避する。

// 土地や建築費の高騰、世帯収入の伸び悩みなどで、改めて二世帯住宅が注目されています。しかし、気心の知れた親子の間とはいえ、複数の世代、世帯が一つ屋根の下に暮らすには、多くの困難が待ち受けているのも現実。規格住宅は少なくありませんが、プラン…

中年世代の危機=クライシスを掘り下げることで出合えるもの。

// 家づくりを経て、子育てが終わった頃、足元に忍び寄る中年期ならではの不安や葛藤=クライシス。それと闘うこともいいのでしょうが、足元に課題解決のヒントがあるかもしれません。 Contents. 中年期の葛藤とは 熟年夫婦の大問題 生きてちゃだめ? 後退で…

「ハレ」の日も「ケ」の日も、みんな思い出にしてしまう家のかたち。

// かつて日本の家は、冠婚葬祭に代表される家族の儀式の舞台でもありました。その舞台は、時代とともに屋外に移りつつありますが、儀式の痕跡はいまも家のなかに残っています。日常と非日常とを区別し、折々の節目でつくられてきた家と家族の文化を考えます…

子ども部屋は人数×個室で考えるより、ワンルームを後から仕切る「可変デザイン」がおすすめ。

// 家づくりの際、子ども部屋をどんなふうに計画したらよいのか悩んでしまう、という話をよく聞きます。子どもが独立したあとは物置になってしまった、という話も珍しくありません。子どもにとっても、親にとっても、生涯、無駄にならない子ども部屋にするた…

週に5回以上料理をする人は10年後の死亡率が減少するという話。

// 家事だと思うと面倒ですが、料理は本来、楽しいもの。おいしいものを食べて、誰かに喜んでもらって、健康にもなれる。料理をすることで長寿になる、という報告について。 Contents. 楽しい料理と割り切る 週に3~5回で「長寿」 趣味の料理だっていい 楽…

デンマークの「Hygge=ヒュッゲ」と日本の「居場所」、そして家族の条件。

// 家のこと、あるいは特定の場所や人との関係について、私たちはそこに「居場所」を求めます。ときには「居場所」が見つからず、世界をさまよい続けるほど、それがないと、生きていくのが困難なこともあるのです。しかし、居場所はもとから「ある」ものでは…

「捨てるべきモノ」より「捨てたくないモノ」を選んだ結末。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

インドの旅と3.11被災地で学んだ【Home】の在り処。

// 今年も日本の各地が深刻な災害に見舞われました。その都度、多くの人が家を失い、不自由な暮らしを余儀なくされています。そんなニュースを見るたびに思い出すのが、インドの旅と東日本大震災のあとの被災地での出来事。 災害のあとさきに私たちが失うも…

認知症の母が在宅介護を経て施設に入るまで。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが4年前のこと。…

信用と信頼、子育てと部屋と宇宙。

// 親子の間は「信用」ではなく「信頼」で結ばれます。諍いがあっても、裏切りがあっても、私たちは子供を信頼するほかありません。取引はできないのです。「信頼」から考えていくと、親子の絆、子供部屋の原型がうっすらと見えてきます。 Contents. 家のな…

家づくりのプランニング【キーワード50】。

// 建築のプロをめざすと失敗する 家づくりはつらい作業の連続です。 知人のなかには一時的に精神状態が壊れる寸前になった人もいれば、家を建てて引っ越しをし、その1カ月後に離婚した夫婦、3年がかりで計画をして完成した2世帯(3世代)住宅に移り住ん…