Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

住まいと家族

住まいが「うち」になるための家族の日々の暮らし。

「捨てるべきモノ」より「捨てたくないモノ」を選んだ結末。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

インドの旅と3.11被災地で学んだ【Home】の在り処。

// 今年も日本の各地が深刻な災害に見舞われました。その都度、多くの人が家を失い、不自由な暮らしを余儀なくされています。そんなニュースを見るたびに思い出すのが、インドの旅と東日本大震災のあとの被災地での出来事。 災害のあとさきに私たちが失うも…

縁側とご縁、引き寄せと感謝と目覚めの関係。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、私たち人間…

認知症の母が在宅介護を経て施設に入るまで。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが4年前のこと。その後、いくつかの事件があって、近くのグループ…

終末期、延命と死についての家族との約束。

// 誰もが老いて、やがては死を迎えます。その過程に介護があり、医療があり、それぞれに在宅、施設・病院など「場」の選択があります。終末期を迎えた際、その先に見えてくる「死」をどう捉え、迎え、受け入れていくか。そこには、本人と家族の意志、覚悟が…

信用と信頼、子育てと部屋と宇宙。

// 親子の間は「信用」ではなく「信頼」で結ばれます。諍いがあっても、裏切りがあっても、私たちは子供を信頼するほかありません。取引はできないのです。「信頼」から考えていくと、親子の絆、子供部屋の原型がうっすらと見えてきます。 家のなか全てが子…

住み慣れた我が家で介護される、看取られる。

// 在宅介護の先に見えてくる、老いと死。国はすでに「在宅看取り」の定着のために大きく舵を切っています。家族に迷惑をかけたくないからという理由で病院を選択しても、それができない時代がやってきます。介護も看取りも住み慣れた我が家でできるのが理想…

自立と依存と再生と。

// 子どもの万引き事件がきっかけに C子さん夫妻は、長い間深刻な不和の状態にあり、互いに離婚は時間の問題のように思っていました。 お子さんは中学生の男の子。 ある日、スーパーで万引きをしてしまい補導されてしまいます。 夫妻は「どうして自分たちの…

二世帯住宅を考える前の考え方。

// 親との同居率が高い日本社会 二世帯住宅が増えています。 経済状況はニュースで観るほどいいとは思えませんし、民間企業に勤めるサラリーマン、特に若い世帯の年収は頭打ち。 都市部でも地方でも新たに土地を買って新築をすることは難しく、一生、マイホ…

「手間」をかけるという意味。

// アメリカ人とドイツ人と日本人の食文化 我が家にホームステイしていたアメリカ人のジム君が、ある日、「1日に3度も火の通った熱い料理を食べるなんて合理的じゃない」といったことがありました。 料理に合理的とか合理的じゃないとかあるんでしょうかと…

家づくりのプランニング【キーワード50】。

// 建築のプロをめざすと失敗する 家づくりはつらい作業の連続です。 知人のなかには一時的に精神状態が壊れる寸前になった人もいれば、家を建てて引っ越しをし、その1カ月後に離婚した夫婦、3年がかりで計画をして完成した2世帯(3世代)住宅に移り住ん…

アンネの家と家族と居場所。

// 残された1冊 【あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話できそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね】(1942年6月12日 アンネ・フランク) いまなお世界中で読み継がれている『アン…

我が家で自分の「縄張り」を確保する。

// ヤマアラシのジレンマと「パーソナルスペース」 // 2匹のヤマアラシが、ある日、嵐にあいました。体を寄せ合って温まろうとしましたが、それでは互いのトゲで相手の体を刺してしまいそうです。 離れると寒い。くっつきすぎると危ない。 そこで、ヤマアラ…

絶対忘れない家族の思い出づくり。

// // 日本の家から家族の儀式が消えた お正月が終わったかと思うと、節分、ひな祭り、今度は端午の節句とイベントが続きます。 その都度準備に大変ですね、といいたいところですが、いまどきのお父さん、お母さんからは「いいえ、別に」という返事が少なく…

子ども部屋は「可変性」で計画する。

// 子どものための個室を増やさない 新築の際、ほとんどの家族が人数分の子ども部屋を考えます。 2人なら2室、3人なら3室というお宅もあります。思春期が近い子どもを抱えているお宅だと、子どもたちから個室がほしいという要望を突きつけられることも想…