Where we belong.

家を知る・家に住む・家で暮らす、そして私たちの居場所について。

住まいと家族

粟の種ほどの涙

// ねずみ女房は、夫と子どもたちの世話に明け暮れていました。ある日、ねずみ女房の住む家に野生のハトが捕えられ、部屋の鳥籠に入れられます。 ねずみ女房は、毎日のようにハトの籠のそばまで通い、空や風や雲、森や梢、草の露など外の世界の話を聞きます…

「手間」をかけるということ。

// アメリカ人とドイツ人と日本人の食文化 我が家にホームステイしていたアメリカ人のジム君が、ある日、「1日に3度も火の通った熱い料理を食べるなんて合理的じゃない」といったことがありました。 料理に合理的とか合理的じゃないとかあるんでしょうかと…

プランニングで使えるキーワード50。

// 建築のプロをめざすと失敗する 家づくりはつらい作業の連続です。 知人のなかには一時的に精神状態が壊れる寸前になった人もいれば、家を建てて引っ越しをし、その1カ月後に離婚した夫婦、3年がかりで計画をして完成した2世帯(3世代)住宅に移り住ん…

アンネの家と家族と居場所。

// 残された1冊 【あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話できそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね】(1942年6月12日 アンネ・フランク) いまなお世界中で読み継がれている『アン…

自分の「縄張り」を確保するコツ。

// ヤマアラシのジレンマと「パーソナルスペース」 // 2匹のヤマアラシが、ある日、嵐にあいました。体を寄せ合って温まろうとしましたが、それでは互いのトゲで相手の体を刺してしまいそうです。離れると寒い。くっつきすぎると危ない。そこで、ヤマアラシ…

現代風「ハレ」と「ケ」の復活。

// // 日本の家から家族の儀式が消えた お正月が終わったかと思うと、節分、ひな祭り、今度は端午の節句とイベントが続きます。その都度準備に大変ですね、といいたいところですが、いまどきのお父さん、お母さんからは「いいえ、別に」という返事が少なくあ…

動線は「太い」ことと「短い」こと。

// 家族個々の生活パターンを分析する 主に住宅内を人が動く経路を動線といいます。エリアを広げて都市のなか、狭めて居室のなかの経路も同じで、どちらも設計時に考えておくと、無駄な動き、余計な面積、場所も少なくて済みます。 百貨店などでは、お客を目…

子ども部屋は「可変性」で計画する。

// 子どものための個室を増やさない 新築の際、ほとんどの家族が人数分の子ども部屋を考えます。 2人なら2室、3人なら3室というお宅もあります。思春期が近い子どもを抱えているお宅だと、子どもたちから個室がほしいという要望を突きつけられることも想…