Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【玄関】=幸運を引き寄せるデザインと機能の考察。

// どんな場所でも整理整頓、清潔に保つことは大切ですが、玄関は特に人が出入りする場所であり、運気も出入りする場所。人にとっても、運気にとっても、不潔な玄関に好感を覚える人はいないはずです。 Contents. 玄関は引き戸かドアか 靴を揃えると清々しい…

【音】=家と家族の内奥に息づく、もう一つの記憶。

// 風景にデジャビュ=既視感を感じることがあるように、ある音から、突然、遠い記憶が呼び覚まされることがあります。しかし、現代の家のなかで響く音は機械音が増え、人が手間をかけてつくる「音」が少なくなってきました。 Contents. 目を覚ましてくれる…

【尺貫法】=日本独自の建築スケールと日本人特有の杓子定規的感覚。

// 考え方にも物差しがあるように、人の視野、ものごとの捉え方にも、その人ならではのものさし=定規があります。人間関係には、少々やっかいな「杓子定規」も、家づくりには欠かせません。日本の寸法、モジュールについての短い話。 Contents. いまも現場…

【扇風機】=さりげなく、確実に、暖房・冷房コストを削減する超アナログ的対策。

// いよいよ本格的な夏。エアコンをフル稼働させる前に、どこの家にでもある古い扇風機を使って、光熱費削減にトライしてみませんか。一日中つけていても、電気代は10円ちょっと。設置する位置や風の角度で、そのまま使っても、エアコンとの併用でも、お部屋…

【間のはなし】=居間、仏間、茶の間、床の間…日本の家は「間」を理解できないと「間抜け」な家になる。

// スケジュールが埋まっていないと不安でしかたがない日々。日々の暮らしはモノに囲まれ、隙間や余白が罪であるかような家やインテリアが主流です。私たち日本人は、何もない「間」に宇宙を感じ、沈黙に言葉を聴き、「余白」に映像を観る文化を育んできまし…

【おわりの雪】=雪の日に静かにページを開く、生と死をめぐる大人のための寓話。

// Contents. ミュウという鳴き声 時間が消えそうな日 かけがえのないもの ミュウという鳴き声 鈍色の低い空を仰ぎ、舞い降りてくる雪の欠片を眺めていると、遠い記憶にたどり着きます。 ミルフィーユのように幾重にもなった記憶の皮膜を一つずつ剥がしてよ…

【家・うち】=帰りたい場所、帰るべき場所。

// どこかに帰りたい。ふと、そんなことを想う瞬間があります。私たちの帰属すべき場所や時間が、私たち自身の内側の知らないところに、刻まれているに違いありません。家の性能も大事なことですが、私たちがほんとうに大事にすべき場所と時間を考えます。 C…

【居心地】=人と自然、設計と性能、記憶と物語の視点から。

// マニュアル、数値だけで快適な住まいを創ることはできません。居心地のいい空間のデザインには人の記憶、時間の流れまで理解することが求められ、自然とのつながりも無視できません。そうして初めて機能を超えた美しさ、心地よさが体現されるのです。何よ…

【リフォーム・改修】=見た目重視ではなく「見えない」性能を確保する。

// 新築が伸び悩み、リフォームやリノベーションが急増しています。しかし、新築に比べコストが割安という理由だけで、見た目優先の改修をしてしまうと、家や人の健康に影響する事態も起きかねません。リフォームは、壁や基礎までチェックする絶好の機会。合…

【キッチン】=メーカー製かオリジナル造り付けか。「システム」の意味をいま一度、問い直す。

// キッチンは主婦の城、と呼ばれたのは昔の話。いまや、家族の数だけ、生活スタイルの数だけキッチンのスタイルがあり、男性も子どもも集うスペースとして大切な空間に変化しつあります。いわゆるシステムキッチンも素敵ですが、自分なりのイメージや作業ス…

【居場所】=部屋で仕切るより、ちょっとした「縄張り」コーナーの方が落ち着いて、コストも激安。

// 新築を計画するとき、家族一人ひとりが真っ先に考えるのが、自分の居場所。しかし、私たちは居場所を間仕切りされた個室空間と考えがちですが、個室ばかり並んでは、予算はいくらあっても足りません。私たちがほんとうにほしいのは、個室なのか、家族とい…

【温度・狭さ・動線】=日本の住宅が見落としてきた3つの弱点、バリアを検証する。

// 住宅のバリアというと段差解消と手すりの設置くらいしか思い浮かばない人がほとんどではないでしょうか。加齢後、あるいは身体に障害を持って初めて気づくバリアもあります。できるだけコストをかけずに安全な環境をつくることが大切。バリアフリーに関し…

【収納・整理】=「捨てなきゃだめなモノ」より「捨てたくないモノ」を選ぶほうが早い。

// 老いた親と実家。この二つにどう向き合うかは、誰にでも避けては通れない課題といえます。いつまでも両親二人で、あるいは一人暮らしをさせておくこともできず、同居もしくは施設入居となれば、実家は即、空き家となってしまいます。空き家を抱えた地域は…

【間取り】=まずは「言葉」で空間を可視化する。図面から家づくりを始めてはいけません。

// 「どのくらいの広さの家が希望ですか」と問われれば、大半の人が30坪とか、35坪とか具体的な数字を出して答えます。「その面積の根拠は」とうかがうと、ほとんどの人が「そんなもんでしょ」とか「以前の家もそうだったので」といった曖昧な答え。ここでは…

【線とフォルム】=住まいのデザインを考える前に知っておきたい、直線と曲線=アール=の基礎知識。

// 同じ建築でも日本と諸外国とでは、線一つの扱い方やそれに求める文化的な意味、価値観が大きく異なります。伝統建築はもちろん、住宅などの一般建築でも、少し角度を換えて「線」を眺めるだけで、新たな発見がいくつもあるはずです。もちろん、家づくりの…