Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【性格】=性格は顔に、生活は体型に、本音は仕草に、やさしさは沈黙に、嗜みはうなづき方に出る!

// ネットで、こんな言葉に出合いました。2012年ころにFacebookやツイッターで拡散した言葉だそうです。Facebookもツイッターも好きではないので、今日の今日まで知りませんでした。遊び半分、自分の考えと比べてみました。読まれている方も、ご自分なりの考…

【結界】=個室文化はほんとうに日本人に適しているのか? 日本人特有の空間感覚を、家づくりに応用してみる。

// 紙や布1枚、あるいは縄1本で世界を隔てる「結界」。この感覚は、おそらくは日本人ならではのもの。俗と聖を分離するのみならず、建築の世界、私たちの日常でも、当たり前のように応用されていることに気づきます。 Contents. 紙や布1枚で世界を隔離する…

【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えることの大切さ。

// 地震、水害など、大規模な災害が起きるたび、自分には何ができるだろうかと考えてしまいます。しかし、ボランティア、募金など、すぐに行動を起こせる人ばかりとも限りません。せめて、いちばんの弱者ともいえる子どもたちにできることを考えてみました。…

【茶の間】=LDKの文化で失われつつある、日本ならではの「間」の考え方と、その「用と美」を理解する。

// 日本の家は「用」を限定しないからこそ、手狭に見えて実は広く、すっきりとした使いこなしがなされてきました。機能よりも「間」=余白や隙間、曖昧さが重視され、そうした感性が家づくりに生かされてきたのです。数ある「間」のなかでも、日本人の原点と…

【一人と一匹】=雨の日も風の日も、愛犬と一緒にゴミを拾い続ける、おじいさんのお話。

// モノを持ちすぎない、リサイクルを徹底する、ミニマリストへの憧憬。人とモノとの関係は暮らしとゴミの関係に直結します。ご近所のおじいさん、毎日、愛犬との散歩の途中でゴミを拾っていることに気づきました。小さなことでも、自分にできることから黙々…

【リフォーム】=病気や家庭内事故を予防する視点から──という損得勘定。

// リフォームといえば、畳や襖の交換から、古くなった設備の更新、増改築まで工事内容はさまざま。英語圏では「reform」を建築用語として使用することはなくrenovationやremodelが多く使われます。欧米と比べ、日本の住宅の寿命が極端に短いのはご存じのと…

【食卓の礼節】=ささやかな振る舞いにも美学を求める、日本の家と所作との関わり。

// 子どもの頃から、箸の使い方には、とりわけきびしく躾けられてきました。裕福な家ではなかったからこそ、食卓での作法くらいは、という父の考えだったのかもしれません。同じ箸を使う文化でも、お隣の韓国とでは少しマナーが異なります。単純な「違い」の…

【認知症】=在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで、母の軌跡。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが5年前のこと。…

【土間】=外でも内でもない、曖昧で大らかな家の余白にくつろぐ。

// 外のようで外ではなく、内のようで内ではない。土間は半分外のようで家の「内」にある空間。何にでも使える機能が、日本の住居の「間」のゆたかさです。この曖昧さが日本の伝統家屋の特長で緩衝地帯ともいいます。現代の住宅に生かすヒントを探ってみます…

【マローンおばさん】=ここではない「どこか」を求めてさまよう、私たちの居場所について。

// 私たちはいつも、ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じています。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、いったい、どれくらいいるでしょう。そんなときに、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれるのが「…

【住宅性能】=UA値とかC値のことを学ばずして、家づくりを始めてはいけません。冷暖房効果を劇的にアップさせるための基本の基本。

// 地球温暖化危機が叫ばれ、改めて、世界中がエネルギーとCO2削減を見直す機運が高まっています。しかし、日本の家庭分野でのエネルギー消費は増加の一途。懸案だった改正省エネ法の義務化も見送られ、世界中から冷たい視線が注がれているのは周知の通りで…

【節水】=水に恵まれた日本が、実は水の輸入大国だったという話。

// 日々の生活ではいうまでもなく、宗教や文化の面でも、水との関わりを大切にしてきた日本人。きれいな水が大地を潤し、食材を育て、街をつくり、健やかな人を育んでもきました。しかし、水と空気はタダだと思っているのは、どうやら日本人くらいかもしれま…

【縁側とご縁】=「幸も不幸も喜びも  悲しみさえも丁度よい」という仏様のことばに納得する。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱…

【五感】=スペックよりも身体が「感じる」ことに、家づくりのキーワードが潜んでいる。

// 性能や設備の優劣、空間やインテリアの美しさだけではなく、私たちは五感、いえ、第六感までも駆使して、瞬間瞬間の家からのメッセージを、全身で感じようとします。これから家のことを計画する人は、耐震性、断熱性などを裏付けのある数値を求めることと…

【100万回生きたねこ】と【星の王子さま】に共通するのは、あらゆる生命への誠実さかもしれない。

// 雪の季節になると、必ずページを開きたくなる本があります。「100万回生きたねこ」(作・絵 佐野洋子 講談社)と「星の王子さま」(サン=テグジュペリ 新潮文庫ほか)です。この何十年、毎年この季節にだけ読み返している、宝物みたいな2冊。意味や答え…