Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【ダイエット】=特に慎むべきは飲食――節約・節制で幸運をつかむ極意。

 

 

 

 

 

 

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飽食の現代からさかのぼること数百年、数千年前から、過食の弊害が指摘されてきました。自分の健康だけではなく、異国の子どもたちの成長や海や大地、空までも美しく保つ【食】の影響、そしてその節制について。

 

Contents.

 

日本の主食はトウモロコシ?

日本人の主食は米でした。

「でした」と表現したのは、米がすでに主食ではなくなっているからです。

 

では、現代の日本人の主食はなんでしょうか。

パン? 

いえ、違います。

実は、トウモロコシのようなのです。

 

日本では1980年を境に、国内の米の生産量よりトウモロコシの輸入量が上回るようになりました。

 

食卓でトウモロコシなどめったに食べないのに…と思ってしまいますが、実はその大半が飼料としてブタ、鶏、牛などのエサに使われているのです(ここでいう「トウモロコシ」は農水省や総務、財務省などの統計上の分類で「穀類」を指します)。

 

大部分が輸入に頼っており、輸入量は年間約1600万トン以上。

国内の米の年間生産量の約2倍にものぼり、消費量の65%は飼料として消費されています(2011 農水省)。

 

トウモロコシをエサとして食べた牛や豚は、肉やハムなどに加工され、牛乳はミルクだけでなく、お菓子や乳製品となって日々、私たちの胃袋に入っているのです。

 

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大量の水が同時に輸入される

トウモロコシを生産するには大量の水を要します。

トウモロコシや食肉を輸入するということはまた、海外の飼料と水を大量に輸入することでもあるのです。

 

ちなみに、ハンバーガー1つにも、小麦や牛肉に必要なトウモロコシ(穀物)が使われ、約1000L(環境省)もの水が使われます。

 

食料を輸入するには、トラックや船、飛行機などが使われます。

日本は、食料輸送に伴うCO2の排出量が飛びぬけて多い国。

食材をどこからか運んでくるということは、それだけ地球環境にダメージを与えていることに気づきます。

 

いま、大きな問題になっている食品ロス。

廃棄される食品の量は、年間約600万トン。

毎日、大型トラック(10トン車)約1,700台分の食品を廃棄している計算です(2016 農水省・環境省)。

 

内訳は事業系が352万トンで、主に規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなど。

家庭系からは291万トンで、主に食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)。

日本人1人当たりに換算すると、毎日おにぎり1~2コ分を捨てている計算になります。

 

世界の9人に1人は飢えに苦しんでいますが、世界の食料生産量の3分の1は捨てられています。

 

日本人の死亡原因は食べ過ぎによるメタボや偏食による「生活習慣病」が多くを占め、世界の死亡原因の1位はいまだに「飢えと栄養不足」なのです。

 

 

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ご馳走様のほんとうの意味は

私たちにいますぐできることとはなんでしょうか。

答えはとてもシンプルで「食べ過ぎないこと」。

 

食べるなら、なるべく近場で生産されたものを食べる。

こうした小さなアクションで、食べ過ぎによる健康へのダメージを回避できます。

地元の生産者を応援できると同時に、CO2の排出も低減できるのです。

 

世界中の人が肉の消費をわずか10%減らすだけで、アフリカなど、トウモロコシを主食とする人たちの飢餓を救えるという話を聞いたことがあります。

日々の食事で、10%の肉を減らすことって、自分たちの健康にもいいはずです。

 

「いただきます」

この言葉には、生命あるものに感謝していただくという意味があります。

 

「ご馳走さま」

「馳走」とは「四里四方を走り回る」という意味。

あちこち走り回って集めた食材で、料理を作ってくれた人に感謝する言葉だったのです。

 

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節制は吉・ケチは大凶の教え

江戸時代後期の相学者として知られる水野南北(1757-1834)は「生涯の吉凶ことごとく食より起る(『修身録』)」という言葉を残しています。

 

「飲食が分限より少ない人は、人相が悪くとも吉であり、相応の福分を得て長生きし晩年幸福である」

 

具体的には、少食にすれば腸相が良くなり、腸相が良くなれば人相が良くなり、人相が良くなれば運命が好転するというのです。

 

かといって、 自分が食を節しているからといって、家族や他の人に無理にそれを押し付けてはいけない。

節制は吉だが、ケチは大凶である。

人をもてなす時は、自分の節制に関わりなく、盛大にもてなすこと。

などなど、正論に終始していないところにも、彼の説得力を感じてしまいます。

 

 

家にも同じことがいえます。

 

生命ある樹木に感謝して建てさせて「いただく」。

建築に携わる人たちが四里四方を走り回って集めた材で造ってくれることに感謝の気持ちを持つ。

それを長持ちさせるように努める。

こうした姿勢は、樹木を浪費しないことにも繋がります。

樹木がほどよく育つことは、川も海も、空までもきれいに保つことを意味します。

 

省エネ、省CO2が叫ばれて久しいですが、住宅の断熱性能や設備の性能に加えて、日々の食事からも、資源の削減、ダイエットを考える。

 

CO2を考えながらの食事など、おいしくなーい…

という声が聞こえてきそうですが、それで痩せることができ、運命が好転するきっかけとなれば、お得なことばかりです。

 

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In summary

人間の一生の吉凶は

皆只その人の飲食による。

恐るべきは飲食である。

慎むべきは飲食である。  by  Nanboku Mizuno.

 

※過去の記事を修正し再掲載しております。