Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

軽自動車に乗って初めてわかった「経済性」と「しあわせ」と「ゆたかさ」と。

 

 

 

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大きなクルマ=SUVから軽自動車に乗り換えて6年目。当初、乗り心地、安全性などに不安はあったものの、乗ってみればSUVに負けない快適な運転ができることがわかりました。安全装置も進化し、少し速度を落とすだけで、高い安全性を確保できる可能性も。何といっても、ガソリン代やタイヤ、車検、保険、税金など維持費の安さが魅力といえます。クルマに関するコストも光熱費と同じように「省エネ」「省コスト」が大切なのです。

 

Contents.

 

 

初めてのSUV購入後の大震災

一度は大きなクルマに乗ってみたいという、そんな夢をかなえたのが10年前のことでした。

 

2000ccの4WD・SUVを購入しました。

 

実は4WD以外のクルマは乗ったことはなく、それ以前も1500~1800ccの4WD。

SUVは初めてでした。

 

ちょっと贅沢もしてみたい。

見栄もはりたい。

カッコもつけたい、という思いで買ったクルマです。

 

運転は丁寧なほうですので、この大きさで4WDでも、街乗りでリッター11キロは走ってくれました。

カタログ値は15.2キロ/ℓでした。

 

東日本震災で状況は一変しました。

 

ガソリンは緊急時ほど、入手しにくいという当たり前のことを知り、価格は今後高くなることはあっても、安くなることはないといった現実を突き付けられたのです。

緊急時は、リッターあたり1キロでも多く走るクルマが、圧倒的に優位であることも実感しました。

 

住宅に関して、より快適に、より省エネで…などと書いたり、述べたりしてきました。

 

いくら住まいの省エネを実践しても、年間光熱費と同じくらいの出費があるガソリン代や、その維持費は? という現実に直面することになったのです。

 

 

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年間15万円前後の経費削減

そのクルマを、私のように「大きなクルマに乗ってみたい」という息子に売って、そのお金で軽自動車を購入しました。

 

息子は通勤でしかクルマは使わず、ガソリン代はたいしたことはないのです。

売りたいというその一心で、ガソリン代や維持費のことは口にせず「このクルマ、最高だよ」と営業マンに徹しました。

 

彼は思惑とおり、提示した満額を支払い、ほぼ差額ゼロで軽自動車・4WDの新車購入に成功したのでした。

 

 

一部を除いてですが、ハイブリッド車に4WDは多くありません。

あったとしても、燃費はあまりよくないのです。

 

軽自動車の4WDに迷いはありませんでした。

カタログ値でリッター26キロの燃費も魅力でした。

 

雪の峠道を走ることもあり、経済性まで考えるなら「軽の四駆、一択」と、タクシー、トラック、運転代行などのプロドライバーたちは口を揃えます。

 

平均的な燃費は、春や秋でリッター22キロ。

長距離では26キロ。

夏期はエアコンを使いますので19キロ、冬期は17キロ前後。

 

月々のガソリン代は以前のちょうど半額。

税金、保険その他の維持費と総合すると、私の場合、年間15万円ほどの経費節減となりました。

 

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速度を守れば高級車以上の安全性

気になる安全性ですが、「規制速度を超過しない交通死亡事故率は、超過した交通事故の死亡事故率の約15分の1となる」というデータがあります(警視庁)。

 

万一の事故の際、大型車に比べ、確かに軽自動車は頼りないイメージですが、慎ましやかに規制速度を守りながら走行することで、安全性を向上できる可能性はあります。

 

高い安全性能をうたう高級車の70キロと、軽自動車で40~50キロでの運転。

どちらが安全なのか詳細はわかりませんが、速度を落とすなどの工夫で安全性は高まることは確かといえます(下図参照)。

 

あおられるのはいやですが、抜かしたいクルマには、お先にどうぞ!

 

 

 

規制速度の被害軽減効果グラフ 参照:警視庁

 

※規制速度の被害軽減効果グラフ 出典:警視庁

規制速度を超過しない交通死亡事故率は、超過した交通事故の死亡事故率の約15分の1となる。

 

 

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クルマの維持費用は光熱費並み

軽自動車といっても、乗り心地はSUV並み。

もともとSUVという車種は、乗り心地など考慮されていないのです。

少なくとも、以前のクルマは乗り心地より、安全性や走行性が売りでした。

 

車高もあり、車内長も一部の小型車以上あって、閉塞感はありません。

収納はさすがに狭いのですが、撮影機材などが多いときには、後部座席を倒して使えば、たっぷりのスペースがあります。

大半は一人乗りなのです。

 

排出するCO2は燃費に比例しますので、CO2の排出量は単純にこれまでの2分の1となります。

 

単純計算ですが、リッター10キロ走るクルマですと、年間1万キロでガソリン代はリッター130円として13万円。

家庭の光熱費は夏暑く、冬寒いような住宅でも年間20~25万円くらいですから、合わせると大変な負担になってしまいます。

 

これがリッター20キロ走るクルマですと、ガソリン代は単純に半分の6万5000円になります。

 

私たちが家庭の「光熱費」を語る際、クルマの維持費やガソリン代を抜かして考えることが少なくありません。

家一軒で、年間、いくらエネルギーを消費するか、といった総合的な捉え方が必要なのです。

 

 

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生活の質を落とさずコスト削減

省エネ・省CO2というと、ちょっと面倒な気分になりますが、よく考えることで得をするのは私たち自身です。

 

得をしながらCO2削減に貢献できれば、こんなに都合のいい話はないでしょう。

 

デフレ脱却、経済成長のためにお金を使っていただくのはお金持ちにお任せするとして、私たちは健康に影響のない程度に、生活の質を少々落としてでも、出費を抑えなくてはなりません。

 

言い過ぎだとしたら、生活の質は落とさずとも、無駄なコストは削減するほかはないのです。

 

軽自動車が、新車販売の4割以上を占めるようになりました。

 

ひと昔前までは、安全性に問題がある、乗っていて疲れる、何よりカッコ悪いというイメージがありましたが、安全性、乗り心地、燃費など全ての面で性能は向上し、日本独自の自動車文化を築いています。

 

スポーツカーや大型の高級車、外車などがステイタスではなく、現実をきちんと見据えた若い世代から熟年世代に浸透しつつあるのは、歓迎すべきことです。

 

デートは高級車、クルマは男の富の象徴という時代も、ようやく過去のものになったかもしれません。

 

 

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小さなココロザシが人生を変える

日本の住宅はクルマと比べて、まだまだ発展途上にあります。

 

どんなクルマでも、燃費を調べない人はいないはず。

 

しかし、住宅建築の際、夏期は24時間28℃設定、冬期は24時間21℃設定という欧州EUレベルの温熱環境を前提としたエネルギー消費量の裏付けを求める施主は(個人的統計ではありますが)、まだ5%前後と思われます。

 

安全で快適。

エネルギー効率が高く、CO2排出量を削減。

環境への負荷を抑制し、光熱費が割安になり家計への負担も減る。

 

普通車、大型車、高級車、外車に比べると、外観こそ見劣りするかもしれませんが、ココロザシでは負けない軽自動車。

 

これまでも、小さな家、小さな暮らしの効用については何度か書かせていただきました。

 

小さな家や軽自動車が、今後の日本の進むべき方向性を示唆しているように思えるのは私だけでしょうか。

 

大きな家に住めば幸福。

大きなクルマに乗ればドライブが楽しい。

 

それらも確かなことかもしれません。

 

しかし、時代や流行に流されず、確かなものを見極める目を養い続ける過程にこそ、ほんとうの楽しさがあります。

 

知識や教養、知性やステイタス、経済力の有無ではなく、小さなココロザシを持つことで、暮らしに味わいが生まれます。

 

その味わいのことを「しあわせ」とか「ゆたかさ」というのだと思います。

 

 

 

 

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※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。コメントをいただいた方にもお礼を申し上げます。

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