Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

旅と本と日々

忘れられない旅や本のこと、日々の心のありよう。

帰ってくるな。我慢できずに帰ってきても、私の家には迎えてやらない。

// 【自分のすることを愛せ】 先日、「午前十時の映画祭」で 「ニュー・シネマ・パラダイス」を観ました。 映画好きの少年と 映写技師のアルフレードの、 年の差を超えた友情を 描いた傑作。 レンタルビデオ、テレビ、 自分で買ったBRなどを含めると 7回も…

日々の暮らしに【締切】と【制限】を設けることで得られるもの。

// もう少し時間があったら。あと1万円給料が増えたら。あと3センチ背が高かったら。あと100年健康で生きられたら。もう少しお金持ちの彼だったら。しかし、その「もう少し」がなかなか得られないのが私たちの人生でもあります。そればかりか、毎日が締切…

遺伝子とオキシトシン、感謝と祈りの効能。

// いやなことがあると落ち込みます。いいことがあるとうれしい。よくても、悪くても、私たちは、その折々で置かれている状況だけを見つめて、揺れてしまいます。意地をはったり、嫉妬をしたり、恨んだり、怒ったり。分かっていても、やめられない。この問題…

最良のものを与え続けなさい。

// ● はてなブログを始めてから 半年くらいになります。 3000字以上×100本になるまで書き続けよう、 という目標を決めて書いています。 読者になるとか、 はてなブックマーク、☆のこと コメントのつけ方など まだわからないことばかりです。 アフェリエイト…

仏壇から考える、「もっと」を選ばない節度。

// 取材や撮影で新築の家におじゃましますと、仏壇のない家、仏壇の代わりに簡単な祭壇を設けた家が増えていることに気づきます。核家族化、少子高齢化の影響ともいえますが、私たちの家づくり、そして先人たちへの思いは、どんなふうに変わっていくのでしょ…

影の中に存在するほんとうの姿=【ゲド戦記】。

// 影はしばしば、私たちが願う方向とは逆に作用し、自我との対決を迫ります。 その対決は、生死をかけた過酷な戦いとなることもありますが、それが導きとなり得ることは少なくありません。影のないところに光はなく、光のあるところには必ず影があります。…

見えないものを見る力=【センス・オブ・ワンダー】。

// レイチェル・カーソン。1907年、アメリカ・ペンシルバニア州スプリングデール生まれ。海洋生物学者。1962年に環境破壊・環境汚染の実態を告発した「沈黙の春」を発表。アメリカでの発行部数は150万部を超え、その後20数カ国に翻訳され、日本でも大きな話…

私たちの居場所について=【マローンおばさん】。

// 私たちはいつも、ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じています。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、いったい、どれくらいいるでしょう。そんなときに、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれるのが「…

かたちのないものを育む=【小さな家のローラ】。

// もう30年以上も前、土曜の夕方に欠かさず観ていたNHKテレビの「大草原の小さな家」。BSプレミアムで、再放送が始まりました。その原作「大きな森の小さな家」を安野光雅さんが絵本に描きおろした作品です。 Contents. 活字と絵で甦るインガルス一家 家族…

粟のたねほどの涙の向こう=【ねずみ女房】。

// ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日、「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知ります。私たちが大人になってい…

ティク・ナット・ハンに学ぶ=【和解】。

// 放っておくと身体も脳も心もずっと動いています。少し落ち着こうと、その場で座って、目を閉じ、呼吸を深くします。でも、3分、そうするのも難しいのです。ほんのわずかな時間、自分の呼吸を眺めてみる。そこから何かが始まります。 Contents. 急いでど…

やがて来る自立の日に=【ムーミン谷の冬】。

// ムーミンがいちばん苦手なことは「ひとりぼっち」。やさしいパパやママ、仲間たちと一緒に、ムーミンはいつも冒険を楽しみます。フィンランドの国民的作家であり画家でもあるトーベ・ヤンソンが、私たちに伝えたかったこととは。 まっ白な雪にとざされた…

世界のプロが学んだ谷崎=【陰翳礼讃】。

// 日本家屋や身近な漆器,食物などが「常に陰翳を基調とし,闇と云ふものと切れない関係にある」と書いた文豪・谷崎潤一郎。わずか数十年前まで、日本人全ての暮らしのなかにあった「陰翳」に美を発見し、その価値を世界に知らしめた傑作「陰翳礼讃」から学…

空間にふれてみないか=【家と身体】。

// 身体を物差しにして肌合い、温度、空間を感じ、確かめようとした建築家の思い、そして願い。身体の五感で、いかに家にふれ、暮らしていくか。静かな問いかけを感じる1冊。 Contents. 五感で空間にふれる行為 生命体としての家へのリスクト あらゆる問い…

孤独のための椅子=【森の生活】。

// ソローはいいます。「質素な生活こそが、贅沢な生き方」。お金や便利さだけを望んでいるわけではないのに、人間は、どうしてそんなにあくせく暮らすようになったんだろう、と森の中で思索を続けるのです。いまと比べると、何もないに等しい時代に、湖畔で…

ドロシーが帰りたかった「おうち」=【オズの魔法使い】。

// 欲しいものは元々持っている アメリカ・カンザス州の農場の小さな家で暮らす少女ドロシー。 ある日突然、竜巻が村に襲いかかり、家ごと空へ巻き上げられてしまいます。 目覚めたドロシーが辿り着いたのは不思議の国。 花畑の見えるきれいな場所にいたのは…

家と人と掃除の品格=【幸田文 しつけ帖】。

// Contents. モノがあふれ肥大化する暮らし 足し算ばかりしてきた生活 居たるあたりに調度の多き モノがあふれ肥大化する暮らし 女性雑誌や住宅雑誌で「収納」の特集を目にするたび「またか」と思いながらも、つい買ってしまいます。 編集者の友人に聞いて…

編集者がすすめる、家づくりの前に読んでおきたい本。

// 日本の学校教育には長らく住宅に関する教育カリキュラムはありませんでした。これだけ素晴らしい伝統を持つ建築技術と生活文化がありながら、かねてから不思議に思ってきたことです。 建築を専門とする大学教育でも、構造を学んでも温熱環境について学ぶ…