Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

そして、私たちの「居場所」について。

【信用と信頼】=尊重より尊敬、干渉より協力、同情より共感――がほしかっただけ。

// 「信用」の陰には、取引があります。不信感が少しでも見え隠れすると、私たちは本気でその人と付き合うことはできません。「信頼」は、相手に対して白紙の小切手を切ること。家族や友人をどこまで信頼できるかどうかで、人間関係の深さは大きく変わります…

【住宅性能】=UA値、C値を知ることなく、家づくりを始めてはいけません。

// 地球温暖化危機が叫ばれ、改めて、世界中がエネルギーとCO2削減を見直す機運が高まっています。しかし、日本の家庭分野でのエネルギー消費は増加の一途。懸案だった改正省エネ法の義務化も見送られ、世界中から冷たい視線が注がれているのは周知の通りで…

【結界】=目には見えない縄張り――日本人特有の空間感覚を、現代の家づくりに応用する。

// 紙や布1枚、あるいは縄1本で世界を隔てる「結界」。この感覚は、おそらくは日本人ならではのもの。俗と聖を分離するのみならず、建築の世界、私たちの日常でも、当たり前のように応用されていることに気づきます。 Contents. 紙や布1枚で世界を隔離する…

【撮影Ⅱ】=少しの工夫でプロ並みの「建築写真」=ブルーアワー編=。

// 建築写真。いろんな撮り方があります。今回、おすすめしたい写真は、薄暮(トワイライト)タイムの住まいの表情。「マジックアワー」や「ブルーアワー」と呼ばれますが、青や藍がきれいなことから、ここでは「ブルアワー」とします。構図などは【撮影】の…

【二世帯住宅】=世代間トラブルを解消する秘訣は、「五感」をキーワードにすると見えてくる。

// 土地や建築費の高騰、世帯収入の伸び悩みなどで、改めて二世帯住宅が注目されています。しかし、気心の知れた親子の間とはいえ、複数の世代、世帯が一つ屋根の下に暮らすには、多くの困難が待ち受けているのも現実。規格住宅は少なくありませんが、プラン…

【家事】=手間をかけることでしか得られない、暮らしの深さ、美しさがある。

手間がかかる、手間を要する、手間取る――などには、想定した以上に時間や工数がかかるなどの意味があります。もっと短時間で済ませたいのに、ああ面倒くさい、ということ? しかし、簡単にはできないからこそ、奇跡に巡り会えることもありそうです。 // Cont…

【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えること。

// 地震、水害など、大規模な災害が起きるたび、自分には何ができるだろうかと考えてしまいます。しかし、ボランティア、募金など、すぐに行動を起こせる人ばかりとも限りません。せめて、いちばんの弱者ともいえる子どもたちにできることを考えてみました。…

【縁側とご縁】=何もかも、「いまの私で丁度よい」という「仏様のことば」に納得する。

// 縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱…

【屋根】=軒先にツララがたくさんできるのは、天井から熱が逃げっぱなしの証拠。

// 日本でいちばん寒いところで、暮らしたことがあります。寒いのは苦手ですが、冬という季節は大好き。雪景色もきれいですが、晴れた日、家々の軒先にズラリと並んだツララは、お日様の光を湛え、まるで水晶のように輝いて見えます。子どもたちの玩具として…

【炎】=神と家と家族をつなぐ太古からのツール。“1/f”のゆらぎに、癒される。

人類が初めてエネルギーとしての【火】を利用するようになったのは、いまから約50万年前のこと。暖かく、煮炊きもできる【火】はやがて、暮らしに欠かせないものとなり、その【火】を雨風から消さないために屋根ができ、囲いが工夫され、家の原型ができまし…

【認知症】=私の母が認知症を患い、在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで。

// 父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが5年前のこと。…

【家の記憶】=初めてなのになぜか懐かしい、家の風景「déjà vu=デジャビュ」。

// どこかで会ったような気がする人がいます。どこかで見たような風景、家。思い出そうとしても、なかなか記憶が甦らない。それは既視感=デジャビュかもしれません。曖昧だけれど、どこか懐かしく、温かい。ひょっとして、前世で出合った風景や人なのでしょ…

【吹き抜け】=胎内回帰のための大らか空間。その計画の基本の基本。

// 明るくて開放的。いやいや、寒さが心配。掃除やメンテナンスは――など、家づくりの際に、迷ってしまうのが吹き抜けを設けるかどうか。ひと昔前までは、エネルギーの無駄、寒くてしようがないなど、マイナス面ばかりが強調されていましたが、断熱水準が上が…

【畳】=控え目で主張しない、用と美を兼ね備えた日本の「家具」の原点。

// 洋風住宅、洋風の暮らしの普及で【畳】のない家が増えています。硬くもなく、柔らか過ぎることもなく、素足に心地よい【畳】は、足に踏まれてもじっと我慢の、日本の家具の原点でもあります。 Contents. 好きなときに横になりたい 千畳敷に寝ても一畳の愉…

【小さな家のローラ】=家のかたち、暮らしの文化が違っても家族の本質って変わらないんだ。

// もう30年以上も前、土曜の夕方に欠かさず観ていたNHKテレビの「大草原の小さな家」。BSプレミアムで、再放送が始まりました。その原作「大きな森の小さな家」を安野光雅さんが絵本に描きおろした作品です。 Contents. 活字と絵で甦るインガルス一家 安野…